それぞれに その2 |  とある尼さんの誰にも言わないお話

普段意識しない


私たちのこの命




息をして


心臓が動いて




それが当然だと思っていますが










私たちの「いのち」を


真剣に考えたとき




その存在が




いかに儚く


いかに尊いものかという結論に


たどり着きます














いのちとしてこの世に生を受けた時から




死はすべてのいのちに訪れます






それは




時 場所 年齢 性別




関係ありません










そして


釈尊はおっしゃられた






この世は




すべて無常である



形をとどめ続けるものはないと…





いつまでも

目の前の状態が有りつづけることなどない

その形を変えず存在し続けるものなど
ありはしないのだと…











それが


私たちが択んで生まれてきた


この世界なのです











意識にないだけで

この時この場所を択んで


生まれてきたのは




自分自身のはずではなかったか










そうでなけれは




いのちの存在が




その意味をなさない








生まれたくて


生まれてきたんじゃなかったか?
















なぜ


この生を受けたのか








いのちとは何か


深く考えたときに






おのずと


自らの


傍らの


いのちを愛おしく思えるものなのでしょう
































変わり果てた


故郷の姿と同じ景色を目の前に




わが身を引き裂かれたような痛みを抱え






『それでも




生きましょうよ




一所懸命




生きていきましょうよ』




と和尚さんは懸命に呼びかけておられました
















いのちがけの呼びかけだなと感じました










(その3に続く)