日本全国に温泉付きの山小屋はいくつかありますが、ここもその一つで、冬季でも営業しています(高山の山小屋は、冬は休むところが多い)。しかも、茅野駅からの送迎付き(と言うのは、悪路なので普通の車ではアプローチが困難だから)。その送迎車も、人を乗せた状態では最後の坂を上り切れないからか、最後は乗客は車を降りて 30 分ほど歩かなくてはなりません(ただし、荷物は車で運んでくれます)。

 

で、途中で鉄鎖のチェーンを履いた四駆のトヨタ・ハイエースを降り、30 分ほど吹雪の林道を歩くと宿が見えてくる。

 

 

定員 30 名の小さな山小屋。夏沢鉱泉。

 

 

受付はこんな感じ。上の絵は、ランチメニューと飲み物を描いている。下のポットにはお湯が入っていて、宿泊客は自由に汲める。

 

 

部屋はこんな感じで2段べッド。夜は湯たんぽを入れてくれる。

どこもコロナ禍で変わった。

 

 

肝心の風呂はこんな感じで(もちろん、湯船の木板を自分で外さなくてはならないけど。また、出るときに元通りにしなくてはならないけど)、思ったよりは広め。

少し赤っぽい湯で、沸かし湯だけど十分温かい。ボディソープもシャンプーもリンスも備え付けられていて、使える(山奥では法令上使えないことがある)。

 

昼間から一人で一風呂浴びて、雪が止んだようなので、上へ道の様子を見に、偵察に行って来る。

 

 

クリスマスというか新年というかの、清々しいシラビソの森の中に人の歩いた跡でできた細い溝が続く。

 

小屋に戻って又々風呂に入って、食堂でクラフトビールを飲む。

8 Peaks(もちろん、「八ヶ岳」の意味だろう)というブリューワリーの作っている冬季限定のスタウトビール。

Samyde という名称は、「寒いなぁ」とかの意味の諏訪地方の方言だそうな。

 

 

テレビも通じていて、ニュースをやっている。映っているのはもちろん、高市総理。

薪ストーブが入っているので食堂は暖かい。

 

6時少し前に夕食。

 

 

ちょっとした旅館並みの夕食。でも、一般人はやはりここへは来れない。特に冬は。

 

 

翌朝、空は晴れて、モルゲンロートが見られた。ちょうど穂高から槍、常念までの北アルプスが見える。

 

 

食事してから7時頃出発。3時間ほどで稜線に着くと南八ヶ岳が見えてくる。

 

 

中央が最高峰の赤岳 2899m。

気温は -20℃くらいだけど、この日は珍しく風があまりなかった。ここまでならけっこう楽チン。