普段から姿勢を良くしようと背筋を伸ばす事だけ意識している人を多く見かけます。
もちろん、背筋が伸びていないと猫背になってしまうので、それはそれでいいと思います。
しかし、忘れられがちなのが「膝」です。
日頃の指導の現場でも、膝がぴーんと伸びきった立ち方をしている人がとても多いです。
そのほとんどが前モモがパンパンに張ってしまい、太く硬くなる傾向があります。
今日は正しい立ち方についてのお話です。
最後の方で簡単に改善できる方法をご紹介していますので、最後まで読んで頂けたらと思います。
膝が伸びきった姿勢は歪みの原因に!
女性の場合、肘が伸びきって反り返ってしまっている人が多いです。
これを反張ひじと言いますが、膝でも同じことが起こります。
膝を伸ばす筋肉は前モモが担っています。(大腿四頭筋と呼ばれる筋肉です)
立っている時点で、膝は伸びていますが前モモが張っている人は、それ以上にピンと伸ばしています。
一見いい姿勢に見えますが、太もものラインが真っ直ぐより、斜め後ろになっています。
前モモの筋肉に力が入りすぎている証拠です。そして、前モモに力が入りすぎると腰が反ってきます。
これは前モモの筋肉が骨盤にも付いていて、骨盤ごと引っ張ってしまうからです。
この姿勢では、腰にも負担が出てきます。
いい姿勢になろうと胸を張り、膝をピンと伸ばす事で腰が反る。
身体が歪んでしまう原因にもなります。
意識することはほんの少しだけ膝を曲げること
立っているときに、ほんの少しだけ膝を曲げる。
近くで見ても分からないくらいの、本当に少しだけでいいです。
それだけでも、前モモの過緊張は和らいでいきます。
膝に余裕が出てくると、腰の反り過ぎも軽減していきます。
首や肩も自然な位置にもっていきやすいので、オススメです。
前モモがパンパンに張ってしまう方は是非、「膝をほんの少しだけ曲げる」事を意識して見てくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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