銀座松屋で開催していた「中原淳一展~愛する心」に行ってきました。
個人的に一番感動したのが、会場の最初の部屋に並んでいた、中原淳一が1930年代から70年代にかけて制作したという美しい人形たちです!
その人形はまるで、「美しい人とはこういう人です。」という中原淳一のメッセージのようでした。
戦前戦後と日本のファッションを引っ張ってきた人だけあって、どの人形も着ている服は今でも古さを感じさせないセンスの良いものばかりでさすがという感じです。
でも人形の表情やしぐさは、最近では見かけないようなちょっと昭和で懐かしい雰囲気で、今の殺伐とした時代にこそこんな照れのある不器用な表情や粋で艶っぽいしぐさをする人がいたらカッコイイなぁ…なんて思いました(笑)
他にも、おなじみの「それいゆ」の表紙画やスタイル画、中原淳一さんの「人を愛すること」「美しくあること」へのメッセージもたくさん展示してあり、心温まる展覧会でした。