カナダのリッチモンド市の警察署では、高い犯罪率を下げようと努力していました。
どこの警察もやっているように取り締まりを厳しくしようとしました。
結果はパッとせず、再犯率は65%にのぼり、若者の犯罪率もどんどん上昇していました。
ところがあることをしたお陰で犯罪率が劇的に下がったのです!
おはようございます。
「彼氏ができても結婚できない方には必ず原因があります。心理カウンセラーが恋愛の悩みを解決します。」
の吉田亮介です。
そのあることとは何だと思いますか?
刑罰を重くするというのは犯罪が起こってからの対応です。
なぜそんな受け身なのか?
そう思ったウォード・クラッパムという若い警察署長は、犯罪を未然に防げないか?と考えました。
その結果、始めたのがポジティブ・チケット(善行切符)という方法でした。
ゴミをゴミ箱にきちんと捨てる。スピード違反をしない。スケートボードには決められた場所で乗る。
そんなささやかな善行に対してポジティブな切符を切ったのです。
ポジティブチケットは、映画館やコミュニティセンターに無料で入場できるという引換券の役目を持たせることにしました。
これなら若者たちに居場所を与えることもできて一石二鳥です。
この方法は予想以上の成功を収めたそうです!
最初はなかなか効果が出ないと思われました。
ですが、長期的な戦略として、投資を続け10年後には、青少年の犯罪率が60%から8%に激減しました。
これは小さな成功を認めることの効果の大きさを教えてくれるモデル・ケースです。
ある少年は、車にひかれそうになっていた少女を助けたことでポジティブチケットを手に入れたそうです。
その場にいた警官は、チケットを渡す時、こんな風に声を掛けました。
「素晴らしいことをしたね!君は立派なことができる人だ!」
少年は家に帰るとポジティブチケットを家に飾ったそうです。
母親に何と引き換えるの?と聞かれると少年は意外な答えを返しました。
「引き換えないよ。ずっと持っておくんだ。」
警官に立派だと認めてもらったことが、映画やボウリングなどよりもずっと大きな価値を持っていたのです。
そうしたポジティブなやりとりが年間4万件。
それを10年にわたって続けたのですからその効果の高さもわかりますね!
いいことをしたと認めてもらうたびに、若者はもっといいことをしよう!という気持ちになります。
そうする内にいいことをするのが当たり前になってしまうのです。
さて、これを恋人や友人や上司や親に伝えるという手もありますが、批判されているように感じて逆効果かもしれません。
それよりも、それをぜひあなたから始めてみたらどうでしょうか?
そして、何より、まず自分自身にやってみてはいかがでしょうか?
自分のダメなところ、できなかったところではなくて、できたところ、いいところに注目して行きましょう。
即効性はないとしても、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月後には大きな変化につながるかもしれませんね!
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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東京都内西日暮里を中心に活動しています。
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