こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回、 「自分はダメ・・・。」と思ってしまう人とそうでない人がいるという話をしました。
その違いをAさんとBさんの話で説明しましたね。
大事なところなので、もう一度簡単に説明しますね。
新入社員のAさんもBさんも、入社早々に、早速、プロジェクトを任されました。
ところがAさんもBさんもプロジェクトに失敗してしまいました。
この時、ふたりはどんな『思考(考え方)』をするでしょうか?
Aさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は何てダメな人間なんだろう・・・。」と想いました。
Bさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は能力が足りない。」と想いました。
この『思考(考え方)』の違いがどこから来るのかというお話でしたよね?
Aさんは、自分の人格否定をしています。
その違いから、AさんとBさんの人生は違ったものになっていきます。
AさんとBさんのその後の違いをみてみます。
まずはAさん
「私は何てダメな人間なんだろう・・・。」と思った(思考した)Aさんは、その後、どんな『感情(気持ち)』になるでしょうか?
おそらく「絶望感」「悲しみ」「落ち込み」といったものを感じるのではないでしょうか。
そうなると、次に、どんな『行動』になると想いますか?
会社には行くけど仕事に身が入らない・・・。
ヤル気が起きない・・・。
最悪、辞表を提出するかもしれません。
いずれにしても、その落ち込んだ姿はまわりからみてもスグに分かるでしょう。
そうなると、どんな『結果』になると想いますか?
それをみていた上司は、しばらく大きい仕事を任せるのはやめようと思うでしょう。
簡単な仕事を与えて自信を取り戻させようと思うのではないでしょうか。
そうなると、Aさんは、結果として、当分プロジェクトは任されず簡単な仕事をしながらリハビリしていくような毎日になるでしょう。
その次に半年後か1年後かわかりませんが、プロジェクトを任された時にはうまくやれるかもしれません。
ですが、もし、そこでまた失敗したら・・・?
今後もAさんは似たようなことを繰り返して行くでしょう。
そうなるとAさんの『人生』はどうなるでしょうか?
Aさんは、落ち込みやすいので、ジェットコースターのように一喜一憂する人生になりがちです。
ジェットコースターが辛いとなると落ち込むのをやめるのではなくて自分に期待するのをやめるようになります。
最初から、自分は大した人間じゃないし、大した成果はあがらないからと思っていれば楽です。
自分に多くを期待しない人生を送ることになります。
一方でBさんはどうでしょうか?
それはまた次回お話しますね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
心理カウンセラー吉田亮介