おはようございます。
心理カウンセラーの吉田亮介です。
あなたは「自分はダメ・・・。」という風に思ってしまうことがありますか?
たまにはあるとか、思ってもそんなに尾を引くことがないというならそんなに気にすることはないでしょう。
でも、いつもだとか、しょっちゅうだとか、失敗などを大きく引きずるとなると日常生活にも支障がありますよね。
でも、そもそも何で「自分はダメ・・・。」って思ってしまうのでしょうか?
だって、そうですよね。同じようなことがあっても、全然平気な人もいるのに。
その違いってどこから来るものなのかわかりますか?
例えば、ここにAさんとBさんがいるとします。
ふたりとも新入社員です。
新入社員なのですが、AさんもBさんも早速、プロジェクトを任されました。
ところがAさんもBさんもプロジェクトに失敗してしまいました。
Aさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は何てダメな人間なんだろう・・・。」と想いました。
Bさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は能力が足りない・・・。」と想いました。
このAさんとBさんの「違い」分かりますか?
Aさんは、自分の人格否定をしています。
「私は何てダメな人間なんだろう・・・。」と。
「自分=ダメな人間」と言っているのです。
一方でBさんは、「プロジェクトに失敗するなんて、私は能力が足りない・・・。」と思っています。
つまり、能力否定です。
「自分=能力が足りない」と言っているのです。
つまり、自分がダメなのではなくて、単に能力が不足しているだけということになります。
能力というのは基本的に努力すれば身につけられるということです。
言ってみれば自分がどうこう言うよりやるかやらないかという話です。
一方で人格というのは努力で何ともならないとは言わないですが、ちょっとやそっとでは変らないということですよね。
だから、努力どうこうというよりも、持ってうまれたものだったり、自分の存在そのものに近いような感覚があるわけです。
それを否定してしまうわけですからダメージは大きいのです。
これがAさんとBさんの違いなんです。
人格否定をしてしまうかそうでないのかという違いです。
それによって、同じ失敗を引きずってしまうかどうかが決まってくるわけです。
そして、この人格否定するかどうかがAさんとBさんの人生に今後どんな違いをもたらすのかを次回お話します。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
心理カウンセラー吉田亮介