こんばんは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今回も「【メンタルブロック】感じてはいけない」についてお話します。
無意識に「感じてはいけない」と自分に感情を感じることを禁止することで、その抑圧した感情が身体の症状として現れることがあります。
代表的な例で言えば、「怒り」の抑圧によって、腰が痛んだり、耳鳴りがしたり、背中が痛くなったりします。
「悲しみ」の抑圧によって、自律神経失調症、頭痛になったりもします。
その他、感情の抑圧から喘息だったり、アトピーやじんましん、筋痛症などもあります。
多くの身体症状が、感情の抑圧から来る可能性があります。
ただし、腰の痛みだから必ず怒りを抑圧しているというような単純なものではありません。
あくまでそういうことが多いというだけです。
頭痛なら「悲しみ」を抑圧しているんだと決めつけることは出来ません。
もしかすれば「怒り」や「恐怖」かもしれませんし、そもそも、感情の抑圧とは関係ない肉体的な病気かもしれません。
ですので、症状が持続したり、酷い場合は先ず病院で診察を受けることをオススメします。
その上で、原因がわからないという場合にメンタル(心)を疑ってみるとよいと想います。
現に、現在のクライアントさんで、大分以前に、「うつ」そっくりの症状(無気力、無感動や体調不良)を呈していた女性がいて、何度かカウンセリングを受けたりしたが全く良くならず、1年ほどもしてから病院に行ってみたら慢性甲状腺炎(橋本病)だったという経験をお持ちの方もいました。
実際、そのための薬を飲み始めたら1週間ほどで、きれいに症状がなくなったそうです。
慢性甲状腺炎(橋本病)は、症状が「うつ」や「更年期障害」とそっくりで、誤認されやすい病気です。
ですので、心身症などは特に、先ずは病院に行くということを優先して考えて下さい。
一方で、いくら病院に行ってもよくならなかったものが心理カウンセリングであっさり解消することも珍しくありません。代表的なものが腰痛や頭痛、耳鳴りですね。ヘルニアなども、物理的なものはあるにせよ、そもそもが怒りの抑圧に大きな原因があったり、症状を悪化させている可能性はあります。
心理面と身体面どちらを先に疑ってもいいようにも感じますが、心理面が原因の場合、一刻を争うということはありませんが(あったとすれば死にたいなどの明らかな症状があるはずです。)、病気による症状の場合は、知らずに病状が深刻化する可能性がゼロではないため、先ずは病院が先というのがオススメです。
病気でないのに、症状がおさまらない、原因がわからないという場合は、1度カウンセリングを試してみてください。
風邪は万病のもといいますが、感情の抑圧も万病のもとですね。免疫系が弱ればあらゆる病気にかかりやすくなりますので。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介