こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回からの続きになります。
カウンセリングとは、思い切って言えば「じっくり悩みを聞く」というお話を前回しました。
「それなら友達や家族でいいでしょ?」とあなたは思うかもしれません。
それも一理あります。親身に話を聞いてくれる人がいて悩み解消できるならそれでいいと思います。
ですが、やっぱりプロのカウンセラーが存在するのにはそれなりの理由があります。
例えば、友人なら、親身になるがゆえに「◯◯ちゃん、それは違うよ!それは◯◯するべきだよ!」とアドバイスをくれるかもしれません。
ですが、悩んでいる渦中にいるあなはた、アドバイスが欲しいわけではないかもしれません。
また、弱っているだけに、まるで「あなたはダメ!」と否定されているように感じてしまうかもしれませんね。
あるいは、最初こそ無批判に聞いてくれていたけど、ネガティブな話に疲れて途中から気のない返事になったり、露骨に疲れた表情をみせるかもしれません。退屈するかもしれません。
それも仕方のない面はありますね。
友人や家族にはそれぞれの人生があって、仕事に趣味に忙しいし自分も悩んでいる。それぞれの性格もあるし、誰しもがカウンセラーのようにじっくり耳を傾けて共感してくれるわけではありません。
そこでプロのカウンセラーが登場するということになります。
多くのカウンセラーはかつて自分が深い悩みを持っていたという方が多く、大なり小なり使命感を持ってじっくり共感的にあなたの話を聞いてくれます。
カウンセラーにもよりますが、あなたのことをむやみに批判したり、ダメ出しするようなことは先ずないでしょう。
さらに、そういう使命感の上に、どうやったらクライアントさんの悩みをより多く軽減できるだろうかという思いから、そういう聞き方をトレーニングしたり、研究したりしています。
だから、多くの場合、親友や肉親に話すよりも話しやすく深い話が出来るのです。
それこそ、「今スグ死にたい」と言ってもカウンセラーが動揺することはありませんし、いくら親しくてもなかなか話しにくいことも安心して話せます。
また、利害関係のない第三者だからこそ、どんなことも話せるという利点もあります。
これが通常のカウンセリングの価値であり効果です。
もちろん、素晴らしいものです。
ですが、そうしたカウンセリングにも欠点がないわけではないのです。
それについてはまた次回お話しますね。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介