こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
2014年ソチオリンピックも閉幕しましたね。
オリンピックといえば大舞台で選手たちの緊張が伝わって来ますね。
今日は、その緊張についてお話したいと想います。
浅田真央さんが金メダルの期待がかかる中で緊張のあまり自分の演技ができませんでした。(後半フリーでは逆に会心の演技でしたが。)
また、結果的に金メダルは取れたもののやはり自分の演技が出来なかった羽生結弦選手。
当然オリンピックですから、極度の緊張がかかるわけです。
では、なぜ人は緊張するのでしょうか?
そして、どうやって克服したらいいのでしょうか?
動悸、赤面、震え、発汗など緊張には色々な症状がありますね。
そこには、いい緊張感と悪い緊張感があります。
緊張そのものが悪いわけではなく、その緊張感から逆にいつも以上の力を発揮できることもあります。
そもそも、人はなぜ、緊張するのかというと脳内で「ノルアドレナリン」が過剰に分泌されているのです。
ノルアドレナリンとは、戦闘体制をつくるものです。
それ自体は悪いことではありません。
ですが、これが過剰に分泌される中で「思考」を使ってそれをコントロールしようとします。
「プレッシャーを感じないようにしよう」
「どうしよう」
「何とかしなければ」
などと想うと返って緊張してしまうのです。
「ここでうまく行けば!」
「金メダルを取るぞ!」
という過剰な想いが返ってコントロール不能の状態にさせてしまいます。
つまり、ノルアドレナリンの過剰分泌で興奮状態にあり緊張している身体に頭で「こういう風に動け!」というとチグハグになっておかしくなります。
そうなるとコントロールできなくなってそのままプレッシャーに潰されるということになるのです。
さて、そんな中でも緊張に弱い人、強い人がいますよね。
以前、ご紹介した「子供であってはいけない」という無意識の思い込みを持った人は緊張に弱い傾向があります。
「こんな風に思われたらどうしよう・・・」
「こうなったらどう思われるだろうか?」
「失敗したら迷惑がかかる・・・。」
と過剰に他人の目を気にしてしまうために、過度の緊張状態になりやすいのです。
ですので、いつも人前で、プレゼンであがってしまう。
本番に弱いという方はこの思い込みを解除するセラピーが効果的なのです。
次回はセラピーでなくても効果のある方法についてお話します。