こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今回も、《生存》に関するリミッティング・ビリーフ(メンタルブロック)のひとつである【愛着(愛情)を感じてはいけない】について詳しく説明したいと想います。
※ビリーフとは「心の抵抗」のことを言います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
【愛着(愛情)を感じてはいけない】
【症状】
・見捨てられるのではないかと不安になる。
・愛情のぬくもり、温かさを感じられない
・愛されているという感覚がない
・相手の愛情を疑ってしまう
・人を愛するのが恐い
・「私のことを愛してくれる人なんかいない」と思っている
・嫉妬心、独占欲が強い
・目に見えない愛情を信じない代わりに、電話やメールの回数、プレゼントの金額等、目に見えるものにだけ頼って愛情のありなしを判断し、そうしたものを執拗に追い求める
・「あれをしてくれない。これをしてくれない(だから愛してくれていない)」と執拗に訴える
・「まだ欲しい。いつまでも欲しい」と求め続けて、それでいて決して満足しない(応じないとリストカットしたり、自殺をほのめかすことも・・・)
・配偶者や恋人への暴力(男女とも)
・対人恐怖症
・摂食障害
【ビリーフが出来る背景】
・幼少期に、親から愛情を与えられなかった
・幼少期に、親に愛情を求めたら拒絶された
・幼少期に、親から放置、無視をされた
・幼少期に、親から虐待された
このビリーフを持っている人は
例えばこんなケースがあります。
恋人や家族、親しい友人などにメールをします。
ところが、返信がなかなかありません。
そうすると途端に不安になって、何度も
メールしたり、しつこく電話したりします。
相手側は何か事情があって出られないのですが、
携帯をみると何十通というメールが来ていたり
着信履歴が何十件とあったりします。
この背景としては、小さいころお父さんやお母さんに
十分に愛されなかったというのがあります。
抱っこしてもらえない。
泣いても泣いても放置された。
虐待に遭ったなどのケースです。
こうなると子供は両親に愛されていない
と感じます。
そして、心のなかに安心感がないのです。
さらに抱っこしてもらえることが少なかったりすると
以前にもお話しましたが、身体的な
安心感が不足してしまうのです。
だから、いつも不安で、ちょっとしたことで
情緒不安定となってしまうのです。
ですので、恋人や親しい友人など親を
連想させるような関係の人からメールの
返信がなかったり電話しても出てくれないと
なると「見捨てられる」のではないかと
異常に不安になるのです。
実際に、幼少期に母親や父親が
いなくなってしまった。施設に預けられてしまった
などの場合などもありますね。
次回もこのビリーフについての説明を続けます。