こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回、「くつろいではいけない」
のビリーフ(メンタルブロック)について
ビリーフの裏にビリーフが隠れている
ケースの話でしたね。
子供時代の話から、努力し続けて大人になると
くつろげない自分に気付きます。
というところまで前回話しました。
まだの方はコチラを先にお読みください↓
くつろいだら不安になる人その1(ビリーフの裏にビリーフがある場合)
続きを話します。
努力し続けて大人になると
くつろげない自分に気付きます。
くつろぐとものすごく不安になるのです。
胸騒ぎがします。
だから、休日もセミナーに行ったり勉強したり、
交流会に行ったりして自己研鑚や人脈作り、
ゴルフなどの営業活動に余念が無かったりします。
つまり、「くつろいでいる暇はない」
「くつろいで結果を出せなければお母さんに
認めてもらえない、愛されない」
という無意識があるのです。
その想いがが不安や胸騒ぎとなります。
でも、その裏にはただひとつ
「お母さんに認めて欲しい。お母さんに愛されたい」
という想いがあるのです。
そして、そのためには頑張って結果を出さなくては
いけない、くつろいでいる暇はないとなるわけですね。
くつろぐ
= 結果が出ない
= お母さんに認めてもらえない
= 自分の存在価値がない
というようなことになっているわけです。
小さいころダラダラゴロゴロしていると厳しく
怒られただけの場合は、純粋にくつろぐことが
禁止されたので「くつろいではいけない」を
解除すればいいのです。
ですが、今回の例のような場合は、
先に根っこにある
「勉強やスポーツが出来ない自分には
(存在)価値がない」
というビリーフを解除する必要があります。
それだけでもこのケースの場合
くつろげるようになる可能性はあります。
ですが、それでもダメだったら改めて
「くつろいではいけない」という思い込みを
解除すればいいわけですね。
まだわかりにくいかもしれませんので
改めて整理してみます。
勉強やスポーツが出来ない
→お母さんからくつろいでないで勉強しなさいと
何度も言われた
(この時点ではそれをしないと愛されないという
強い思いまではないがくつろいでいてはダメなんだ
と思い込んだ)
→その後、それでも出来ずにいると
「お前みたいなダメな子はお母さんの子
じゃないよ!病院で他の子と取り違えたのかね」
と皮肉交じりに言われた。
(この時点で勉強やスポーツが出来ない自分には価値が
ないという思い込みが出来て、よりいっそうくつろげなく
なった。くつろいだら、成績が悪くなってお母さんに
愛されないという強い想いが出来たから。)
という流れで、ビリーフ(思い込み)が出来ました。
ここで、単に「くつろいではないけない」
の思い込みだけを解除するとその下にある
もっと強力ビリーフが浮上してきてしまう。
ということです。
今回のこのケースは一例で色々なケースがありますので
全てがこのケースに当てはまるわけではありません。
ですが、ビリーフの裏にビリーフが
あるということがどういうことかが
お分かり頂けたでしょうか?
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