またまた計算機ネタです(^_^;
もっとも、このブログのタイトルが「猫とコンピュータ」だったのですが、最初の頃からコンピュータネタよりも猫写真と猫マンガばかりでしたからねー。
【世界初の電気式小型計算機】
猫山市自然科学館で展示されている、世界初の電気式小型計算機カシオ14-A(1957年)を操作する童子さんと、その様子を見に来たやまはちゃんとびわ坊です。
やまはちゃんはカシオ計算機の電子キーボードを、びわはポケットコンピューターを手にしています。
いずれも電子計算機の研究で培われたデジタル技術を応用して作られた製品で、カシオは電卓の他にG-SHOCKに代表される腕時計や世界初のデジカメやポケットテレビ、パソコン、電子手帳を開発しました。
【カシオ 14-A】
手前の緑色がかったグレーの机が、世界初の電気式小型計算機カシオ14-A本体です。
機能的には今の電卓と同じものなのですが、まだ卓上に乗るほどは小型化されていません。
電気式計算機というのは、それまでの歯車を用いた機械式計算機と違い、リレー(継電器)と呼ばれる電磁スイッチで現在のコンピュータと同じ論理回路を作り、多数の論理回路を並べてCPUを構成しています。
大昔のリレー式電卓を蘇らせる!?……JinProさんの記事です。
上のリンク先にリレー式計算機の原理が説明されています。コンピュータの動作原理も丁寧に解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
【現在の電卓と似たキーボード】
カシオ14-Aの操作部です。
前々回の記事で紹介した世界初のトランジスタ電卓、シャープCS-10Aは仰々しいフルキー方式でしたが、こちらは現在の電卓と同じくテンキーでの数値入力ができるようになっています。
ただし表示部は、まだ蛍光管やLED表示器が発明されておらず、シャープCS-10Aで採用されたニキシー管も登場したばかりの頃で非常に高価だったため、上のイラストのように1桁ごとに縦に0から9までのランプが並ぶものでした。
上のイラストでは「0000009625975(黒猫きなこ)」と表示されています。
カシオ14-Aはそれまでの機械式計算機より計算速度が速く扱いやすい画期的な計算機で、官公庁や金融機関、研究機関に次々と納品されていきました。
1964年にシャープが世界初のトランジスタ電卓CS-10Aを発売すると、電子式小型計算機の時代に突入しカシオ計算機は経営の危機を迎えるのですが、そこはさすが技術のカシオで、新型のトランジスタ電卓を開発し、シャープVSカシオの電卓戦争が日本の電子技術を世界の頂点にまで持ち上げる原動力となりました。
しかし、当時のこの手の機器類はなんでみんなモスグリーンなのだろう…。
会社にある大昔の旋盤やボール盤もこの色だなあ…。
銀ちゃんとぐら
銀ねえと一緒に猫ベッドに入っているぐらです。
銀ちゃん
びわ坊とぐら兄は私と一緒に寝るのですが、銀ちゃんはいつも一人で猫ベッドに入っていることが多いです。
きなこも銀ちゃんも私とはあまり一緒に寝たがりません。私のことを好きなのはわかるのですが、なぜか男ばかりが私と一緒に寝るんですよねー(;^_^A
びわ坊の写真はブレまくりでした(>_<)