【またまたレトロPC】
童子さんの部屋で夜更かしをしている3人です。
童子さんがまた昔の珍しいパソコンを手に入れたようで、みどりちゃんも同じような古いパソコンを家から持ってきたようです。
みどりちゃん「私のおじいちゃんが使ってたこのアップルⅡみたいね、そのパソコン」
童子さん 「こっちの方が少し古いから、デスクトップPCに液晶パネルをつけて、ノート
パソコンみたいに使えるようにしたのは日本の方が先だったみたいね」
やまはちゃん「こんばんはー」
麦ちゃん 「やまはちゃんいいとこに来てくれたわ。この二人が難しい話してつまんないの」
やまはちゃん「私もそのつまんない話に加わりにきたの」
中学校のプログラミングの授業でコンピュータに詳しくなったやまはちゃんは、童子さんの昔のパソコンを見にやってきました。
びわ坊は遅れてやってくるようです。
【東芝「パソピア」】
童子さんが手に入れたのは東芝の8ビットパソコン「パソピア」(1981年)です。
キーボード一体型のデスクトップPCで、CPUはZ80(4MHz)、RAM64KBと当時のパソコン大手3社(NEC、シャープ、富士通)とほぼ横並びの性能でした。
価格は168,000円と当時の8ビットPC中級機の中では安価に設定されていたのですが、640×200ドットで1ドット毎に8色の色指定ができたPC-8801やFM-8とは違い、8×8ドットの四角形単位でしか色指定ができなかったグラフィック機能や、音楽機能も3オクターブ単音と、ホビーユーザーにとって重要だったグラフィック、サウンド機能は見劣りがするものでした。
東芝はPCメーカーとしては後発だったため、これといった売りが無かったパソピア向けに積極的にソフトを開発するソフトハウスは無く、マイナー機種のままシリーズは終了しました。
後にMSX統一規格のパソピアを発売しましたが、東芝のパソコンはノートPCで世界トップシェアとなるダイナブックの発売まではPCでは目立たない存在でした。
【地味ではあったものの先進的な機能】
3D-CADのSketchUpで作成したパソピアの3Dモデルです。
パソピアには当時珍しかった外付け液晶ディスプレイ(白黒、240×64ピクセル)がオプションで用意されていて、それを接続することで、電池駆動はできないもののノートPC的に持ち運びができるようになりました。
アメリカのアップルⅡCも同様のことができましたが、パソピアの方が早く実現していました。
このような機能が注目されていたのは、やはり現場での計算やデータ解析などに持ち運びができるコンピュータが必要とされていたということで、後にノートPC出荷台数世界一となる東芝ダイナブックの起源ともいえるものでした。
【ようやく連休に入ったものの…】
昨日からようやく連休になりました(^-^)
ですが例年、母の食堂の手伝いをしています。
昨年までとはうってかわって今年のGWは人出も多く、それだけ来客も多くて疲れます。
普段はしない皿洗いなどの仕事をするとやはり疲れが出てしまいますね(>_<)
まだまだ感染拡大には警戒が必要とはいえ、それでもコロナ禍前の日常が少しずつ戻ってきていることが実感できるようになってきました。