【宇宙服姿の3人+1匹】
猫山市自然科学館で、アメリカを中心とした国際協力による有人月面探査計画「アルテミス計画」のアルテミス1号機の打ち上げ成功を記念して、月の世界展が開かれました。
女子高生宇宙飛行士の童子さん、みどりちゃん、麦ちゃんが開会セレモニーのゲストとして登場し、童子さんはアルテミス計画で使われる月面作業服を、麦ちゃんはボーイング社の宇宙服、みどりちゃんはスペースX社の宇宙服をそれぞれ着ています。
屋外にはアルテミス1号を打ち上げたNASAの大型ロケット「SLS-1」と、スペースX社の大型月着陸船の「スターシップHLS」の10分の1スケールモデルが展示されています。
【無事に打ち上げられたアルテミス1号】
当初の予定より2ヶ月半遅れの日本時間の今日午後3時47分に、新開発の大型ロケットSLS-1で、無人の月探査船アルテミス1号が無事打ち上げられました。
今回は地球から月に向かう新型有人宇宙船のオリオン(アルテミス1号というのはオリオン宇宙船につけられた船の名前です)の性能試験のためで、無人の状態で月に向かい、安全に地球に帰還できるかどうかを確認するための飛行です。
大型ロケットSLS-1は、史上初の有人月面着陸を実現したアポロ宇宙船を打ち上げたサターンVロケットに迫る大型ロケットで、高さは98メートルもあります。
SLS-1で使われている技術は、サターンVロケットのものではなく、スペースシャトルのものが使われていて、中央の太いロケット本体に搭載されているエンジンは、スペースシャトルのメインエンジンを強化改良されたものが、両脇の2本の固体ロケットブースター(補助ロケット)はスペースシャトルの打ち上げ時に使われた固体ロケットブースターを大型化したものが使われています。
実績のあるシステムを改良して作られたものだけあって、打ち上げの様子も危なげな感じはなく、順調に高度を上げて、搭載されたアルテミス1号は順調に月に向かう飛行コースに乗りました。
スペースシャトルはその運用中に、2度の大事故で14人の宇宙飛行士の人命を奪いましたが、そのシステムは当時としては驚異的な先進性があり、それは現在のアルテミス計画でも活かされることになりました。
【アルテミス1号の打ち上げ】
日テレNEWSでのアルテミス1号の打ち上げの紹介です(最初は他のニュースが入ります)
解説もわかりやすくて興味のある方はぜひ(^-^)b