【初めて見るマイクロカセット】
童子さんが持っている、昔のアニメのLPレコードを録音させてもらいに、愛用のラジカセを持ってやってきたやまはちゃんです。
やまはちゃん「童子ちゃん、そのちっちゃいカセットなに?」
童子さん 「これはマイクロカセットテープよ、そうか、やまはちゃんは見たことないかもね」
やまはちゃん「それって音楽も録音できるの?」
童子さん 「私はこのポケットコンピュータのプログラムの保存に使ってるけど、録音もできるわ」
童子さんはマイクロカセットウォークマンをやまはちゃんに見せてあげました。
童子さんのお父さんの妙國寺の住職(正体は猫山の主の古ダヌキ)は、昔から新しもの好きで、変わった家電製品やオーディオ機器を集めていました。
【ソニー[2Bデッキ M1-PD]】
麦ちゃん 「あ、やまはちゃん。それ新しい音楽プレーヤー?」
やまはちゃん「童子ちゃんからもらったの、40年も前のウォークマンよ」
麦ちゃん 「ウォークマンって言っても、私はネットワークウォークマンしか知らないわよ」
やまはちゃん「カセットテープが入ってるんだけど、こんなに小さいのよ」
今ではMP3プレーヤーも過去のものになりつつあり、スマホで音楽を聴く時代になっただけに、やまはちゃんがこのマイクロカセットウォークマンを学校に持っていったら、みんなが「すっごーい!!」と見せて見せての大騒ぎになりました(^-^)
【マイクロカセットテープを製造しているのは現在は一社のみ】
医療機器、精密機械メーカーのオリンパスが1969年に作った、一般にカセットテープと呼ばれるコンパクトカセットの約4分の1の大きさのマイクロカセットと、マイクロカセットを使ったステレオレコーダ・プレイヤーのソニー[2Bデッキ M1-PD]です。
当初ウォークマンはソニーの再生専用ヘッドホンステレオにつけられていた愛称だったため、厳密には録音ができるこの2Bデッキにはウォークマンの愛称はつけられていませんでした。
音楽用メタルテープも使えるということで、「マイクロカセットウォークマン」と呼ばれることもあった2Bデッキでしたが、1980年代当時は蒸気機関車や電車の走行音を録音する鉄道ファン「録(と)り鉄」と呼ばれる人たちにこの2Bデッキが愛用されたようです。
今はスマホで綺麗な音声付き動画が録画できるようになったため、YouTubeでの鉄道動画をスマホで撮る方が多くなりましたね。
マイクロカセットはコンパクトさが売りだったので、学生の授業の聴講用や留守番電話機の録音用によく使われていましたが、今ではすべて半導体メモリに録音されるようになってしまい、昔から使われている留守番電話機用に日本のオーム電機ただ一社が製造を続けているだけになってしまいました。
【童子さんの炊事場にある扇風機】
で、こんなのも作ってしまいました(^_^;)
昭和40年代のナショナル(現パナソニック)の高級扇風機[松風]です。
※製造後10年以上経過した扇風機は、経年劣化により火災を起こすことがあります。
異音や異臭がする場合は直ちに使用をやめてください。
この頃は扇風機だけで十分に涼を取ることができたのですが、この20年ほどは猛暑日が当たり前になってしまい、扇風機だけでは熱中症になるおそれさえ出てきてしまいました。
今回は懐かしの昭和家電ネタでした(^▽^)