今日の猫たちです。
【アポロ誘導コンピュータ】
童子さんの部屋で、月に人を送り届けたアポロ宇宙船に搭載されたコンピュータの復元機を見ているびわ坊です。
びわ 「童子ちゃん、これでゲームできるー?」
童子さん「うーん…テレビ画面がないからつまらないゲームしかできないわよ」
びわ 「でもなんかカッコいいー」
童子さん「電卓インベーダーのゲームを入れたからやってみる?」
童子さんは、このアポロ誘導コンピュータの説明書を見ながら自分で作ったプログラムを打ち込んでいるようです。
【アポロが生んだ電子技術】
左側にある四角い箱が、アポロ宇宙船(月着陸船)に搭載されたアポロ誘導コンピュータ(AGC)です。
月着陸船を安全に月面に軟着陸させるために作られたコンピュータですが、ここに見えているのはDSKY(ディスキー)と呼ばれるディスプレイ・キーボードユニットで、コンピュータ本体は別にあり、この箱の倍くらいの大きさがあります。
性能はおよそファミコンの2倍と言われています。
「ファミコン並の性能のコンピュータで月に行けるわけはない。だから月着陸はインチキだ」
と、月着陸陰謀論者は言いますが、言い方を変えて「アップルのAppleⅡの2倍の性能のコンピュータを積んでいた」と言われるとなんとなく「当時そんなにすごい性能のコンピュータがあったのか!!」と感じられるでしょ(^▽^)
チープさを強調したくてファミコンと言いたいのでしょうけど、そのくらいの処理能力があれば軌道計算には十分でした。むしろメモリ容量の少なさが問題となっていた時代です。
で、右横にあるのはアポロ11号が月着陸に成功した1969年に発売されたシャープの電卓[QT-8D]です。
普通の事務用電卓に見えますが、これはアポロ計画のために開発された大規模集積回路(LSI)を使って作られた世界初のLSI電卓でした。
2000個以上のトランジスタやダイオードが使われていた電卓が、わずか4個のLSIで作られたことで、価格は10万円を切り、20kgほどあった重量が1kg程度にまで軽くなりました。
電卓登場からわずか5年後の出来事でした。
LSIが後にマイコンに進化し、表示装置は蛍光管から液晶に変わり、現在のパソコンやスマホに至る道筋をつけたのが電卓であり、その革新的な進化の背景にアポロ計画がありました。
銀ちゃん
「今日は涼しくていいわねー」
ここ数日は涼しくて、暑がりの銀ちゃんはごきげんです(^-^)
びわ
「ZZZ…」
びわ坊も窓から入る風が気持ちよくて、テーブル天板の上で寝ています。
ぐら
ちょっと肌寒いくらいなので、ぐら兄は窓際にある猫ベッドに入っていました。
ぐらのきょうだい(2012年10月27日)
ぐら(左)のきょうだいのきなすけ(右手前)ときな美ちゃん(右奥)です。
みんな黒猫です(^-^)
おかあさんのごちゃさん(2012年11月2日)
「おかあちゃん、おかあちゃん」と、子猫たちがやってきて、ポコリと頭をたたかれているおかあさんのごちゃさんです(^▽^)
ぐらはこの8月10日で10歳になります。
大きな黒猫になったなー。