【謎の缶ジュース】
森の中にあるミケさんのホテルのテラスでひと休みしている麦ちゃんとびわ、やまはちゃんです。
以前は50円玉しか使えなかった噴水ジュース自販機が置いてありましたが、今はお札以外の硬貨が使える自動販売機が置いてあります。
麦ちゃん 「今日は暑いから、何か冷たいものを飲みましょ」
びわ 「ぼくミルクセーキがいいー」
麦ちゃんに好きなジュースを買ってもらって、サンドイッチを注文しました。
びわ 「やまはちゃん、どうしたの?」
やまはちゃん「うーん…このジュースなんだけど、いちごの缶ジュースって初めて見たわ」
【このブログでは時々ネタにしていたVIVO(ビーボ)の清涼飲料水】
今は無き清涼飲料メーカーのビーボが発売していた缶ミルクセーキと缶いちごジュースです。
1980年代にはTVCMも流していて、そのキャッチフレーズは「ビーボよりうまいのはビーボだけ!」と自信満々の商品ラインナップで、当時は街中にビーボの自販機が置いてありました。
缶コーヒーが主力商品だったのですが、当時としては珍しい缶入りのミルクセーキやいちごジュース、
昆布エキス入り清涼飲料「コンブロン」などのネタドリンクを発売していました。
突然現れた清涼飲料メーカーがなぜ急躍進したのかというと、ビーボの営業マンは一般家庭にも訪問して自販機の営業をするのですが、「ためしに何日か無料で自販機を設置させてください」と自販機を軒先に置いていき、その間、他のビーボ社員がその自販機で次々と缶ジュースを買っていき、その売上げを見たその家の人が「これはすごい」と高価な自販機を購入してしまうという、きなこも真っ青の悪徳ギリギリの商売でした。
当然、自販機が売れてしまえばサクラも帰ってしまうので売上げはガクンと落ちるのですが、ビーボの清涼飲料自体は真面目に作られていて、コーヒー以外のジュース類も美味しく人気もあったため、立地によっては売上げも良く、そのまま自販機が置かれていたところが多かったようです。
1980年代後半になると田舎にもコンビニが多く建てられ(コンビニのフランチャイズ商法も社会問題になりましたが)、そこで多くの清涼飲料が販売されるようになり、自販機ビジネスも下火となり、ビーボは日本コカ・コーラ社に営業権を委譲し解散となりました。
なぜ突然ビーボネタかというと、twitterでツイ友さんたちが昔の缶ジュースの3Dモデルをネタで作っていたのを見て、私もそれに乗っかっただけなんですけどね(^▽^;)