【またまた登場の謎アイテム】
みどりちゃんと童子さんが部活の帰りに喫茶吉祥寺に立ち寄っています。
みどりちゃん「童子ちゃん、また新しい…というか昔のコンピュータをもらったの?」
童子さん 「キナ鉄建設の大月さんが、現場で使っていたものだけどって私にくれたの」
みどりちゃん「前のポケットコンピュータよりだいぶ大きいわね」
童子さん 「ペンを使って図面なんかも書けるわよ」
少し遅れて麦ちゃんがやって来ました。
【ポケットコンピュータ最終形のPC-1600K】
1986年に発売されたシャープのポケットコンピュータPC-1600Kです。
画面こそ小さな白黒液晶ですが、8ビットCPU[Z80]を搭載し、処理速度もメモリ容量も従来の8ビットパソコンと遜色のないものに進化しています。
漢字表示もでき、別売の4色カラープロッタプリンタとフロッピーディスクに似た小さなポケットディスクドライブを取り付けることができ、パソコン通信も可能でした。
4色ボールペンで文字や図形を書くカラープロッタプリンタは印刷速度は遅いものの、ペン書きで文字やグラフ、図形やイラストを書くことができました。
以前の記事に書いたポケットコンピュータPC-1500の後継機種ですが、プリンタがA4版の用紙を使うことができ、漢字も印刷できるようになり、ビジネス用途のポケットコンピュータの最終進化形になりました。
ビジネス用途のポケットコンピュータはその後、電子手帳となり、PDA(携帯情報端末)に進化していき、ポケットコンピュータは理工系学生向けの教育用途に限定的に販売されるようになっていきました。
【PC-1600Kシステムの3Dモデル】
SketchUpで作成したPC-1600Kシステムの3Dモデルです。
ポケットコンピュータの2大メーカーだったシャープとカシオも既にその販売を終えて10年以上が経ちます。
工業高校ではプログラミング実習やロボットの制御実習の授業で活躍したポケットコンピュータですが、今は数千円ほどで手に入るRaspberry Pi(ラズベリーパイ)などのマイコンボードが教育用に使われています。
ポケットコンピュータはプログラミング言語が本体に内蔵されていて、小さいながらもキーボードとディスプレイがついていて、思い立ったときにすぐプログラムを組むことができるという利点があったので、今でも再販を希望する方は多いようです。
銀ちゃん
今日は風が強く寒い一日でした。
日中少し日が差した時間があり、銀ちゃんは窓から外を眺めていました。
びわ
今日も私にベタベタのびわ坊です。
この後、私に捕まえられて爪を切られてしまいました。
銀ちゃんはその様子を見て隠れてしまいましたが、やはり捕まって爪を切られてしまいました(^▽^)
びわは爪を切られるのは嫌がらないのですが、きなこ、銀ちゃん、ぐらは爪切りを嫌がるのでちょっと面倒です(^_^;