やっこちゃんの研究室 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【研究やっこちゃん】

しいねちゃん「やっこちゃん、また魔法薬の研究ですか?いつも熱心ですねー」

やっこちゃん「人口の増えすぎた地球から愚民どもを消し去るワクチンを作ってるの」

チャチャ  「これ打つと、2年後にはみんな死んじゃうんだもんねー」

マリンちゃん「さすがディープステートのボスね、やっこちゃん」

リーヤ   「(ワクチン打たれないようにどこかに隠れなきゃいけないのだ…)」

 

などと、新型コロナ陰謀論ごっこをしているチャチャたちです(;^_^A

 

「世界緊急放送」(アメリカのトランプ元大統領が、「資産家やエリートこそがこの世を影で支配している悪であり、彼らは闇の勢力の宇宙人と結託している」という内容の「真実」を電波ジャックで全世界に暴露するというもの)というデマを発信して儲けていた連中が、その信者たちが「いつになったら世界緊急放送が来るんだ?」といぶかしがり始め、それをはぐらかすために次に出してきたのがこの「新型コロナなど存在しなくて、増えすぎた地球の人口を減らすために遅効性の殺人ワクチンをバラ撒いている」というデマを流し始めました。

一時期、日本でもそれに惑わされた一部の人たちが「ノーマスク運動」「ワクチン反対運動」を起こして騒ぎになりましたが、実際には新型コロナワクチンが成果を上げていることを目の当たりにして、それらの人々も次々と目が覚めていったようです。

 

 

【パラダイムシフト(価値観の大転換)は祈りでも信仰でも起こせない】

新型コロナウイルス・オミクロン株に関しての最新の知見と、変異株に再プログラミングですみやかに対抗できるmRNAワクチンの仕組みを解説する科学番組に、高校生キャスターとして登場した童子さんです。

麦ちゃんたちは「私たちは何だかおまけよねー」とブツブツ言っています。

 

「暴論かましてよかですか?」

 

結局他者に依存する「祈り」や「信仰」は何の役にもたたず、ただ淡々と自然に潜む真実を追究する学問…すなわち科学がこの数世紀のパラダイムシフトの原動力になってきました。

 

20世紀では飛行機、原子力、宇宙ロケット、コンピュータの発明が人々の考え方や生き方に大きな影響を与えました。

20世紀はとにかく人が扱える移動距離やエネルギー、情報量が桁違いに増大したのが特徴的です。

 

原子力はこれまでの燃焼や爆発などの化学反応の100万倍の単位重量あたりのエネルギーを引き出せるようになりましたが、一日100円のおこづかいをもらっていた子どもが「あんた今日からおこづかいは一日1億円ね」と言われたら本当におかしくなってしまうと思います。

「明日、全面核戦争が起こって人類が絶滅してしまうかもしれない」という恐怖に支配された時代もありました。

ですが核エネルギーも自然の摂理であり、それを不自然な使い方をするのが人間だということでしょう。

 

コンピュータの発明からインターネット時代になり、溢れる情報に翻弄される人が多くなり、市民レベルで世の中に混乱を巻き起こすようになったのも、桁違いの増大の負の面かもしれません。

陰謀論にハマった人たちも、この溢れる情報の取捨選択ができない古いタイプの人が多いようで、実際、10代から20代は世界緊急放送も毒ワクチンも「マジそれ信じてるの?ウケル~」という反応で、陰謀論に今なおハマっているのは50代から70代が多いそうです。

 

私も古いタイプの人間なのですが、「UFOと宇宙」や「学研ひみつシリーズ」を読んでいたおかげで、陰謀論に免疫ができていたようです(^▽^;)

 

 

【人は他の星に行けるほどに賢くなったと思っていたのですが…】

とはいえ、今回の新型コロナウイルス感染症のような全世界的な規模の災厄が起こったときに、総力戦でそれに立ち向かうのも人間で、これまで多くの人々が積み上げてきた知識や知見が人命を救っています。

 

祈りや信仰が具体的に人を救う場面は私はほとんど知りません。

むしろ対立や混乱、ひいては戦争をひき起こすことばかりのように思います。

 

というわけで長くなったので次回に続く。

 

何でこんなこと書き始めたかというと、日本沈没→小松左京→さよならジュピター(小松左京さんの小説で、宇宙版日本沈没的な物語)を再読して、そこに登場する狂信的自然派宗教団体「ジュピター教団」を思い出し、当時「こんなバカな宗教団体あるわけない」と思っていたのですが、実際に21世紀になって出てきているんですよねー(´・ω・`)

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