【恋愛ゲームやまはちゃん】
びわ 「あ、やまはちゃん。エッチなゲームしてる!!」
やまはちゃん「び!びわ君!!帰ってきたの!?」
麦ちゃんの家にみどりちゃんとやまはちゃんが遊びに来ていました。
びわは遅れて家に帰ってきたのですが、昔のPCで恋愛ゲームをプレイしていたやまはちゃんは、びわが帰ってきたことに気づかずにゲームに夢中になっていました。
びわ 「ぼくがこういうゲームしてると怒るくせにー!!」
やまはちゃん「ち、違うのよ。これは恋愛シミュレーションゲームよ」
びわ 「だけどみんなはだかだよ」
女子向けの恋愛ゲームをプレイしていたのですが、やはりエッチな場面もあるようで、運悪くその場面でびわに見られてしまったやまはちゃんです。
みどりちゃん「まー、やまはちゃんも中学生だし、エッチに興味あるもんねー」
やまはちゃん「ちがうちがう!!変なこといわないでよー(泣)」
【アプリケーションソフトが豊富だった[PC-9801シリーズ]】
「国民機」とも言われるほど、日本で一番普及したNECの16ビットパソコン[PC-9801]シリーズですが、NECが日本のPC市場を独占している状況に苦戦した競合他社からも、PC-9801互換機が登場しました。
1987年にエプソンがPC-286シリーズを、シャープがMZ-2861をPC-9801のソフトが使えるパソコンとして発売を開始しました。
エプソンはハードウェアレベルでの互換機で、シャープはソフトウェアによるエミュレータ上でPC-9801用アプリを実行できるようにしていました。
CPU性能が飛躍的に向上した現在ではソフトウェアエミュレーションで仮想マシンを動かして、過去のPCやゲーム専用機のアプリを使うことが主流になっていますが、1980年代後半の頃はCPU性能も今よりずっと低く、ソフトウェアエミュレーションでの仮想マシンは実用的な速度が出ないため、シャープのMZ-2861はPC-9801用アプリが使えるといっても、おまけ程度の機能でしかありませんでした。
エプソンのPC-9801互換機はハードウェアレベルでPC-9801と同じパソコンを作ったので、大多数のPC-9801用アプリが使え、同じ性能ならPC-9801よりも価格を安く設定していたので、その人気が高まっていきました。
【低価格98互換機の快進撃】
上の3Dモデルはエプソンが1990年に発売したPC-9801互換機のPC-286C(愛称 PC-CLUB)です。
価格は168,000円とNECの同程度の性能の機種よりも5万円以上安く、当時としては破格の安さの16ビットパソコンでした。
まだWindowsは一般に普及しておらず、PC-9801シリーズもそうでしたが、使い勝手のよくない昔ながらのパソコンでしたが、会社や学校では日本で最も普及している98シリーズを使っていたので、学生や若いビジネスマンはこのPC-286CでPCデビューをした方も多いと思います。
ロックバンド「リンドバーグ」を起用したテレビCMや広告が記憶にある方もいると思います。
PC-CLUBという愛称がつけられているように、放課後パソコンとして当時の高校生や大学生には人気の高かったパソコンでした。
白くて綺麗なボディで、当時仕事でPC-9801を使っていた私も自分用に欲しかったのですが、安価になったとはいえ16万円ですし、その後、会社からエプソンのPC-98互換機のカラーノートPCを貸与されたので、結局98シリーズとその互換機とは縁のないまま現在に至っています。