薄型プレミアムノートPCの元祖 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

今日の猫たちです。

 

【囲炉裏端の女子会】

秋になり、夜になると冷えこむようになり、久しぶりに童子さんの家の囲炉裏の間にやってきた麦ちゃん、みどりちゃん、やまはちゃんです。

 

童子さんは25年以上前のノートPCでネット接続ができないかを試しています。

どうやらそれをYouTubeのネタとして投稿するつもりのようです。

 

 

【薄型ノートPCの元祖】

童子さんが使っていたノートPCは、DEC(デジタル・イクイップメント・コーポレーション)が1994年に発売したDEC HiNote Ultra(デック・ハイノート・ウルトラ)475CTです。

まだWindows95も登場していない頃のノートPCですが、童子さんはメモリを増設してWindows98を入れて、インターネットエクスプローラ4でネットに接続しています。

 

DECはアメリカのミニコンピュータやサーバーなどの専業メーカーで、1977年に発売した32ビットベストセラーミニコン VAX-11は、その後のパソコンの性能を計るベンチマークとして使われるMIPS(VAX-MIPS)値の標準となるほど、コンピュータ界ではその存在感の大きなメーカーでした。

 

1994年に発売されたこのDEC HiNote Ultraは、当時としては薄いボディに大きな液晶画面を搭載したプレミアムノートPCとして発売されました。

 

価格は558,000円と非常に高価なもので、システムエンジニアの友人がこのHiNote Ultraを持っていたので触らせてもらいましたが、やはり素晴らしいものでした。

高速CPUのインテルi486DX4(75MHz)、色むらがなくコントラストの高いカラーTFT液晶、操作性のよいトラックボールを搭載していて、ソフトウェア開発環境を持ち運ぶことができるプロ用のノートPCでした。

 

 

【今でもほしいトラックボール内蔵ノートPC】

今のノートPCは、ほぼすべてがトラックパッドやスライドパッドと呼ばれる平面ポインティングデバイスが取り付けられていますが、この頃はトラックボールが内蔵されたノートPCが多くありました。
指先でボールを転がしてマウスカーソルを動かせて操作がやりやすくて良かったのですが、今の超薄型ノートPCには内蔵できなくなってしまい、トラックボール内蔵ノートは今では見かけることはなくなりました。
 
DEC社はその後、低価格WindowsPCで急成長したCOMPAQ(コンパック)社に買収され、さらにその後COMPAQ社はHP(ヒューレット・パッカード)社に吸収合併されました。
Windows95以降、世界のコンピュータメーカーは業界再編が著しく進みましたが、日本ではそのような事はありませんでした。
もしかしたらこの辺りも、日本のコンピュータが世界での競争力を失った一つの要因かもしれません。
 
 
ぐら
今日のぐら兄です。
朝晩寒くなって、私と一緒に寝るのは良いのですが、デカくて重いぐらが上に乗ると寝苦しくて困ります(>_<)
 
 
びわ
昼寝していたびわ坊です。
昼寝られると、夜中に遊び出すので困ります(^_^;
 
今週から少しは忙しさもおさまってくる…かな?
 

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