【算数の宿題をしているびわ】
小学4年生のびわ坊が、苦手な算数の宿題をやまはちゃんに教えてもらいながら進めています。
麦ちゃん 「こら!!あんた、算数の宿題で電卓使ってる!そんなズルしないの!!」
やまはちゃん「麦ちゃん、この問題は電卓を使って解いてもいいのよ」
びわ 「麦ねえひどいー」
昔は小学校で、そろばんの授業がありましたが、今は小学4年生以上の算数の授業では電卓が使われるようになりました。
日本で発明された電卓ですが、教育の現場で使われるようになったのは他の国よりもずっと遅れてのことです。
昔から暗算や筆算ができることこそが重要で、電卓を使うと楽をすることを覚えるのでけしからん!ということなのでしょうけど、確かに暗算ができると日常生活では便利な場面は多いのですが、算数や数学に関しては、数学的な思考を身につけることこそが大切で、単純計算に労力を払うのはそれこそ無駄なことではないかとも思えます。
【びわが使っていた電卓】
麦ちゃん「それにしてだいぶ古い電卓みたいだけど、いったいどうしたの?」
びわ 「きな姉にもらったー」
びわの手元にあった電卓は、今では少なくなった蛍光表示管の厚さのある電卓でした。
【とかくこの世は計算さ♪】
1972年にカシオ計算機が発売したパーソナル電卓「カシオミニ」です。
同時期に他社は5万円程度で販売していた電卓を12,800円という低価格で発売し、家庭や個人への電卓の普及を一気に広げた名機です。
低価格を実現するために表示部は6桁となっていますが、当時は個人が100万円以上のお金の計算をすることはほとんどなかったため、十分実用できるものでした。
「答え一発!カシオミニ♪」のCMソングを覚えている方はおそらく私とご同輩(;^_^A