【3DCADを使う童子さん】
童子さんの家に泊まり込みで遊びに来た麦ちゃんです。
麦ちゃん「あれ?童子ちゃんのパソコン新しくなった?」
童子さん「これ、アルバイト先で貸してくれたパソコンなの」
麦ちゃん「なんか大きなジョイスティックがついてるけど、これなに?」
童子さん「3Dマウスよ。これ面白いから遊んでいいわよ」
童子さんは、猫山市にある精密機械メーカーの猫山マシナリーで3DCADを使っての図面の作成のアルバイトをしていて、会社から3DCAD用の高性能ノートPCを貸与されています。
童子さんが左手に握っているのが3Dマウスです。
【10万円の3DCGワークステーション】
中央のノートパソコンはLenovoのideapad Slim560 Pro(16)です。
16インチWQXGA(2560×1600ピクセル)色再現度sRGB100%の広色域高精細液晶と、パソコン向けCPUとしては最高速クラスのRyzen7 5800H、メモリ16GB、SSD512GBの構成で105,820円(税込)のノートPCです。
外部グラフィックのnVIDIA GTX1650を搭載した上位機種でも127,908円(税込)です。
これだけの性能があれば3DCGや3DCADといった高い処理能力を求められる作業にも使えますし、色域の広い高精細液晶はグラフィックアート用途にも十分です。
機種名にProと冠してあるように、プロユースにも応えるモバイルワークステーションとも言えるノートPCです。
国産メーカーの同程度の機種よりも4~5万円ほど安い価格設定はさすがLenovoというべきでしょうか。
IdeaPad Slim560 Pro(16)の実機レビュー……The比較の記事へのリンクです
ノートPC本体の左側にあるのが、先のイラストで童子さんが使っていた3Dマウスです。
中央のジョイスティックの頭部はダイヤルになっていて、左右には自由に定義できるショートカットキーやカーソルキーが並んでいます。
3Dモデルを取り扱うときに、3Dマウスがあると自由に拡大・縮小・回転ができ、またアプリのメニューバーからコマンドを選択しなくても、ショートカットキー一発でコマンドを実行できます。
私が今使っているノートPCのLenovo ideapad flex550(14)も、ノートPCとしては(デスクトップPCと比較しても)最高速クラスなので、これと言って不満はないのですが、プロのイラストレーターやCGアーティストは、色の正確さやワークスペースの広さが必要とされるので、このクラスのノートPCが必要とされると思います。
CGやマンガを描く方ならClip Studio Paint EXと液晶タブレット、3DCGや3DCADを使う方なら3DマウスとBlenderやFusion360のようなフリーの高機能アプリ。
それらを組み合わせても20万円もしないというのは、やはりすごい時代になったのだと感じます。