【サナダさん登場】
サナダさん「これが超弦波動機関の原理なんだ。理論は地球でも完成していたんだけどね」
童子さん 「それをイスカンダルの技術供与で実現できたのが、波動エンジンなんですね」
サナダ技師長が童子さんに、ヤマトの波動エンジンの原理を説明しています。
リケジョの童子さんはうっとりとしてサナダさんの話を聞いています。
オキタ艦長「おーい、ここに地球一の宇宙物理学者がいますよー」
サド先生 「艦長、そんなみっともないことするんじゃない」
オキタ艦長「童子くーん、サナダくんはサイボーグだから、アレがドリルであぶないぞー!!」
サド先生 「こら!!いい加減にせんかい!!」
セクハラ艦長のオキタさんは、サナダ技師長が童子さんと親しくなっているのを見て、嫉妬の炎をメラメラと燃やしています。
【ヤマト大会議室】
地球人類初の超光速航法「ワープ」に備えて、大会議室で会議中です。
サナダさん「童子くん、ワープ航法については君から説明してくれないか」
童子さん 「わかりました」
童子さん 「一般相対性理論に従うワープ理論は、20世紀にメキシコのアルクビエレ博士が…」
オキタ艦長「ぐぉー、ぐぉー」
みどりちゃん「艦長、起きてください!今、大事な話をしてるんですから!!」
オキタ艦長は一日中サド先生と飲んだくれているので、肝心な時にはいつも居眠りしています。
またまた宇宙戦艦ヤマトネタです(^▽^;)
名将、沖田艦長とこのオキタさんとは全然別人ですからねッ。
ヤマトファンの方は怒らないでねー(;^_^A
今回は宇宙戦艦ヤマトの頭脳、真田技師長が登場です。
第一作のTVアニメを見た時、眉の無い無機質な表情で、冷徹な人間というイメージがあって少し怖かったのですが、その後、話が進むにつれ、実は人間味にあふれた優秀な技術者であることがわかってきました。
科学者としても地球随一で、古代超技術であるイスカンダルの波動機関に関しては、おそらくガミラスや他の星間文明より真田さんのほうが理解を深めているのではないでしょうか。
未知の敵文明の兵器もその弱点を一発で見抜き、ヤマトが最大のピンチに陥っても「こんなことがあろうかと」と、ちゃんと新兵器を用意しているという手際の良さ。
ヤマトの最強兵器は波動砲ではなく、この真田さんだと、他の星間文明は恐れていると言うくらいですから(^▽^)
【こんなこともあろうかと!!】
小惑星探査機の初代はやぶさのエンジンが故障し、そのミッションに暗雲が立ちこめたとき、NECの技術者は、故障に備えたバックアップ回路を仕込んであって、それを使って見事にミッションを成功させましたが、担当技術者は「こんなこともあろうかと!」と、真田さんの言葉を引用して説明していましたね(^-^)
実際、日本の天文学者や宇宙ロケット技術者にはヤマトファンが非常に多いです。
手塚治虫さんの鉄腕アトムから、宇宙戦艦ヤマト、ドラえもん、機動戦士ガンダムと、それらのマンガやTVアニメを見て育った世代が社会に出て、コンピュータ、宇宙ロケット、ロボット工学を発展させて、日本や世界の繁栄につなげていきました。
近年のマンガやアニメはどうでしょうか?どちらかというと現実離れした呪術や信仰といったオカルトものや、魔法ですべて解決というファンタジーものが多く、それはそれでエンターテインメントとして楽しめるのかもしれませんが、現実と空想の境界がわからなくなった人間が増えてきて、奇妙な社会を作り出しているような気がします。
若い世代に未来を指し示すのもマンガやアニメの果たす重要な役割だと思います。