誰もが情報発信できる危うさ | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【公衆電話からパソコン通信】

猫山飯店でお昼を食べに来た童子さんと麦ちゃんを見かけた獅子堂先生が、二人に近寄ってきました。

 

獅子堂先生「家鋪、それは何だい?まるで昔のパソコン通信みたいだけど」

童子さん 「先生はパソコン通信を知ってるんですね」

獅子堂先生「15年くらい前まではニフティサーブを使っていたんだ」

童子さん 「今も草の根BBSのホストを個人で続けている人がいるんですよ」

麦ちゃん 「もうすぐ世界緊急放送が始まると、テレビもラジオもネットも使えなくなるからねー」

童子さん 「草の根BBSまでは止めることはできないと思うわ」

獅子堂先生「おいおい、それ本気で信じてるのか?」

 

童子さんは猫山飯店に置いてあるデジタル公衆電話に昔のPDAのHP200LXをつないで、パソコン通信をしていました。

 

 

【阪神淡路大震災で活躍したパソコン通信】

上のイラストは、NTTのISDNデジタル公衆電話と、右下にPDA(携帯情報端末)のHP200LX、その横にあるのはPCカードモデムです。

 
今から25年前の1995年(平成7年)は、ようやくパソコン通信がPCユーザーに普及しつつあった頃で、インターネットはまだ大学や企業、一部のPCマニアが使っていたくらいでしかありませんでした。
私はすでにシャープのPDA[ザウルス]でパソコン通信を常用していて、Windows3.1PCでインターネットを使い始めた頃です。
 
この年の1月、阪神淡路大震災が起こり多くの犠牲者を出しました。
その時に初めてパソコン通信が災害で活躍しました。
大手BBSホストのニフティサーブが、震災情報掲示板を設置し、行方不明者の情報交換や、不足する薬品や食料など救援物資の要請にパソコン通信が使われました。
 
情報交換に素早さを求められる非常時に、パソコン通信やインターネットは大きな武器になると認知されていきました。
 
ところがインターネットは社会に混乱と無秩序をもたらすようになってきました。
 
 
【フェイクニュースの氾濫】
昨日のNHKニュースウォッチ9で、フェイクニュースに惑わされる人たちのことを報道していました。
「これ」と言及は避けていましたが、最近世間で物議を醸し出すようになった、アメリカ大統領選挙にともなうフェイクニュースの氾濫と、それに踊らされる人たちのことでした。
 
いわゆる陰謀論と呼ばれるものが、人心を惑わし社会を混乱に陥れている状況が始まっています。
 
こう書くと、「マスメディアは資本家の手先だから嘘ばかり言っている」と反論する方もいると思います。
ですが、ネットで流れているその情報はすべて正しいのですか?と逆に問うてみたくなります。
ネットで陰謀論を流す人たちが自分の利益になるからそのような行動を取っているとは疑いもしないようです。
 
意外なことに陰謀論を信じる人はすでに何度も真の陰謀に踊らされているということに気づいていないという研究もあります。
 
日本ではネト○ポと揶揄される某政党のネット支援者が存在しますが、背後には某巨大広告代理店がその活動をサポートしている事を知ってか知らずか、ネ○サポさんたちは「D通は資本家の手先だ」と攻撃しているという滑稽な事態があったりします。
 
今回はなぜかアメリカの大統領選挙にからむフェイクニュースに、ごく一部の日本人が過敏な反応を示していると言うことを危惧しているという事を先のニュースウォッチ9で報道していました。
 
そう言えば、大統領選挙が始まったときに、トランプ氏が世界緊急放送で世界の闇を公開すると言われていたけど、それが12月24日に延期になって、今度は1月10日、1月18日になって、今では1月20日プラス72時間以内となってるけど…。多分、次回の大統領選挙まで延期が繰り返されるんだろうなあ…
 
 
【陰謀論を信じる人たちに共通する性格】

研究で判明「陰謀論を信じる人たち」に共通する性格…東洋経済オンライン

この記事では新型コロナウイルス感染症の事に関しても書かれていましたが、フェイクニュースは下手をすると社会を危機に陥れる可能性があります。
 
少なくとも「コロナはただの風邪」とは言わないでほしいです。
某一流大学の教授(専門外)がこれをテレビで言って、ネットで袋だたきにされ勤務先の大学への抗議電話がされているのをネットニュースで見て、自業自得と思いつつもネットリンチの怖さも感じました。
言うんだったら新型コロナ患者を受け入れている病院に行って、医師や看護師の前で言いなさいよ。
あと、新型コロナを発病したら、そこいらの市販のカゼ薬を飲んで自力で治してください。
 
 
【そろそろネットでの発信は資格制にしたほうがいいかも】
20年ほど前は私もホームページを持っていて、そこで書いていたのですが、当時もこのようなフェイクニュースを発信する人たちがいて、悪い風潮だなと思いました。
 
その時に記事に書いたのは「ネットで情報発信をするには試験資格制にすべき」ということでした。
 
誰もが簡単に情報を発信できるのではなく、ある程度のネットワークスキルと常識と社会適合性を試験により判定し、有資格者だけが与えられたICカードでネットに情報をアップできるようにするという事を書きました。
 
さすがにそれはやりすぎと言われるかもしれませんが、「ここはひどいインターネッツですね」という状況になってくるとそれもやむなしじゃないかと私は思うのです。
 
 
さて、このような記事を書くと、、陰謀論大好きな方たちが食いつきそうな気がしますが(アメブロには多いなー)、泡沫ブログなので何もなかったりするのでしょうね(^▽^)

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