一週間ぶりの更新です(;^_^A
土曜・日曜と出張でしたが、よりによって暴風雪で、新潟に渡るカーフェリーは大揺れでした。
ですが私は船には強いので、特に船酔いすることはありませんでした。
【90年代モバイルPC】
90年代を代表する携帯コンピュータを手にした3人です。
みどりちゃん(左)が手にしている赤いミニノートPCは、NECの16ビットPCのHandy98です。
麦ちゃん(中)が持っているのはシャープの携帯情報端末ザウルス、そして童子さん(右)が手にしているのがヒューレットパッカード製の16ビットパームトップ(手のひら)PCのHP200LXです。
【HP200LX】
1994年に発売されたヒューレットパッカード(HP)のIBM PC/XT互換機のHP200LXです。
高解像度(640×200ピクセル)の白黒2階調液晶を搭載してます。
ROMでMS-DOSを内蔵しているため、電源を入れるとすぐに起動し、当時表計算ソフトとしてマイクロソフトのExcelと人気を二分していたLotus 1-2-3内蔵していました。
スケジューラやアラーム時計も内蔵していて、電子手帳から発展した携帯情報端末のシャープのザウルスとコンセプトは似ていますが、ザウルスはペン入力だったのに対してHP200LXはキーボードを搭載していました。
中身は16ビットPCなので拡張性は高いものでしたが、基本はMS-DOSマシンなので、使いこなすにはそれなりに高いスキルを要求されました。
世界中で熱心なユーザーを獲得したHP200LXでしたが後継機は登場せず、高解像度カラー液晶を搭載したWindows CEを搭載したPocketPCやHandheld PCと呼ばれる携帯情報端末が登場しましたが、Windowsの名前はついているもののPCのアプリは使用できず、OSの安定性にも乏しかったため、それほど人気がでないままそれらの携帯情報端末は終了しました。
日本ではザウルスの牙城を崩すことができず、世界ではPalm OSの牙城を崩すことができなかった、マイクロソフトのOSの初めての敗北でした。
2010年以降はこの分野ではAndroidとi OSが市場を占有し、マイクロソフトはこの分野での再参入は現在もしていません。
HP200LXは発売から25年以上経ちましたが、この機種に代わるものは他にはなく、現在も世界中で熱心なユーザーがHP200LXを使い続けいています。
猫たちの写真もアップしようと思ったのですが、今回はここまでです(;^_^A