今日の猫たちです。
【テレビと電話があればキャプテン】
麦ちゃんの部屋に突然小さな変な子があらわれて、昔のテレビとプッシュホンを目の前に出して何か語っています。
ミーム 「どう、すごいでしょ。これが35年も昔に登場したインターネットのご先祖様よ」
麦ちゃん 「すごいのはわかるけど、なんだか物々しいわねー」
やまはちゃん「画面が出るのが遅いし、なんだか昔のファミコンみたいな絵じゃない?」
4K動画も見ることができる今のインターネット環境に慣れた二人には、なんだかとても古めかしいものを見せられて、それはそれで驚いているようです。
【夢のニューメディア】
「テレビと電話が、あればキャプテン、簡単!!(エヌティーティー♪)」と、古舘伊知郎さんが、プロレス実況風に、その便利さをPRするCMに登場していた、日本初のビデオテックス(電話回線を使っての文字画像送受信)サービスの[キャプテンシステム]です。
サービス開始は1984年。日本電信電話公社(電電公社)が開発した、インターネットの先駆けとも言えるテレネットワークシステムです。
キャプテンアダプタに電話回線とテレビを使えば、専用キーボードリモコンからコマンドを入力することで、画像入りの情報サービスを利用することができ、サービスの中には航空券や列車の特急券の予約や、通信販売、ゲームなどもありました。
【ミームいろいろ夢の旅】
キャプテンシステムのサービスが始まった当時、国営の電電公社が提供していたアニメ「ミームいろいろ夢の旅」に登場する主人公のミームです。
日曜の午前11時から放送されていたのでご存じない方も多いと思いますが、科学教養アニメとして質の高い内容でした。
電電公社がスポンサーだったので、携帯電話やテレビ電話、高速データ通信(現在のインターネット)などが実現すると、当時研究中だった未来技術もよく紹介されていました。
電電公社はご存じの通り、のちに民営化されて、現在のNTTになります。
1980年代は、三公社と呼ばれた公共事業体が次々と民営化されていった時代でした。
電電公社はNTTに、日本専売公社はJT(日本たばこ)に、日本国有鉄道はJRグループに変わりました。
変化の大きな時代でしたが、ダイナミックで夢多き時代でした。
銀ちゃん
お水に氷を入れてあげると喜んで飲む銀ねえです。
今日も暑かったのですが、来週はさらに暑くなる予報です。
びわ
エアコンの風があたるテーブルの上で横になっているびわ坊です。
日曜には待ちに待ったぐら兄が帰ってきます(^-^)