【2in1PCでイラストを描く麦ちゃん】
ご近所の文羽さんが、ケーキを持って猫のやまはちゃんを連れて麦ちゃんに会いに来ました。
文羽さん「麦ちゃん、液タブ(液晶タブレット)買ったのね、いいなー」
麦ちゃん「ううん、液タブじゃなくてタブレットPCなの」
文羽さん「iPadみたいなものね」
麦ちゃん「だけどこれはWindowsパソコンだから、PhotoshopのようなPCソフトも使えるわ」
【使い勝手はペンタブレットと変わりありません】
麦ちゃんが使っているのは15.6インチ画面の2in1PC(コンバーチブルPC)のLenovo ideapad C340(15)です。
画面はタッチパネル液晶なので、画面タッチで操作ができるのですが、付属のアクティブペンを使用すると、画面に絵や文字を書くことができます。
1024段階の筆圧に対応してるので、ClipStudioPaintなどの筆圧対応のソフトでは、筆圧に応じてペンや筆で描く線に強弱をつけることができます。
【ideapad C340(15)】
左が2in1PCのideapad C340(15)です。右は私が現在愛用しているideapad 310です。
どちらも画面は15.6インチフルHD液晶なのですが、C340は視野角の広いIPS液晶なので、横や斜め上から画面を見ても色が変わることはありません。
また、写真で見るとわかるのですが、310の方はTN液晶なので青みが強い色合いになっています。
このC340のCPUはintel Core i5-8265Uで、私の310に搭載されているAMD A12-9700Pの約3倍高速です。
310にはテンキーがついているのですが、文字のタイピングにはむしろテンキー無しのC340のほうが打ちやすいです。
テンキー付きのノートPCは、キーボードが窮屈な上、中心より左寄りにタイピングする必要があるので、長文の入力はちょっと疲れます。
テンキーが必要な場合はテンキー無しのキーボードに外付けのテンキーを取り付けた方が作業性も上がります。
このideapad C340(15)は、現在Lenovoオンラインショップで税込で53,900円(Core i3)から114,840円(Core i7-1065G7 MSオフィス付)で販売されていますが、コストパフォーマンスが一番高いのは、このCore i5-8265U搭載のもので、税込61,732円です。
2019年12月31日までに購入すると1万円キャッシュバック(プリペイドカード)となるので、実質51,732円です。
intel Core i5、メモリ8GB、外部記憶SSD256GBとという、重量級の3DCGゲームを除けば何をやらせてもそつなくこなし、購入者の満足度が高いいわゆる「鉄板構成」と呼ばれるノートPCが5万円台ということだけでもすごいのですが、液晶タブレットとしても使える2in1PCのこのideapad C340(15)のコストパフォーマンスはちょっと異常なほど高いものです。
ですが私は現在愛用しているideapad 310でも十分満足しています(^-^)
処理速度こそ今となっては中の下となってしまいましたが、このブログの3DCGイラストくらいなら問題なく作成することができています。
【ですがさっそくC340(15)にメモリとHDDを増設します】
私のノートPC・スマホ分解セットです。
普通のドライバーセット(左)とトルクスねじ用の特殊ドライバ(右上)とオープナーセット(右下)です。
右側の2点は地方のホームセンターでは手に入らないかもしれません。Amazonで500円から1000円で入手することができます。
普段使いではノートPCのメモリは8GBもあれば十二分ですが、ClipStudioでレイヤーが何十枚にもなるイラストを描いたり、複数ページになるマンガを作成するにはもう少しメモリを増やしたいところです。
また、C340(15)の外部記憶装置はSSD256GBと、これも普通に使う分には十分なのですが、解像度の高いイラストや、データ量の大きな3DCGなどを保存すると一気に256GBを使い切ってしまいます。
さっそく中を開いてメモリを交換し、外部記憶用のHDDを増設します。
【裏蓋のネジをすべてはずし、へらで底蓋を開いていく】
※このような改造を行うと、PCメーカーの保証が無効となります。
改造に失敗して故障した場合は有償での修理扱いとなります。
メモリやHDD・SSDの交換・増設は自己責任で行ってください。
最近のノートPCは軽量化と低コスト化のために、メモリスロットやHDDスロットにアクセスするための扉がついていないものが多く、筐体をバキバキとはがしていかなければなりません。
先ほどの解体セットがあればそれほど難しいものではないのですが、それでもちょっと勇気がいります。
【底蓋を開けて基盤を出す】
ノートPCを解体するときは、必ずPCをシャットダウンして、ACアダプタをはずしてください。
基盤が見えたらまずはバッテリーから電源を供給している電源コネクタをはずします。
メモリとHDDはアルミ板とアルミ箔でシールドされていますが、これは簡単にはずせます。
私の場合は空いているHDDスロットに2.5インチHDDを増設しましたが、金銭的な余裕がある方は、M2.SSDを512GBとか1TBのものに替えてもよいと思います。
※2019年12月30日17時追記
バッテリーから基盤につながる電源コネクタをはずしたのち、念のため10分程度放置してください。
コンデンサに蓄えられた電気を放電するためです。
またメモリや基盤に触れる前には、手を金属製のドアノブなどに触れて、体内の静電気を逃がしてください。
メモリやSSD、HDDの端子は手で触れないようにしてください。静電気で内部のLSIが破壊される恐れがあります。
【メモリは4G+4Gから4G+8GBへ】
ideapad C340(15)のCore i5モデルは基盤にはんだ付けされた4GBメモリと、メモリスロットに4GBの計8GBとなっていますが、メモリスロットの4GBを8GBのものに替えて、合計12GBにします。
トランセンド社製のDDR4 2666MHz SO-DIMMを取り付けました。
【信頼のWestern Digital製HDD…のはずが!!】
空きHDDスロットには新調した500GB HDDを取り付けました。
1TBでもよかったのですが、私がこの3年ほど3DCGイラストを描きためてもまだ250GB程度しか使っていないので、500GBもあれば3年は持つでしょう。
信頼性では定評のあるWestern Digital製のWD BlackをAmazonから購入したのですが…。
おい、これもしかして再生品じゃないだろうな!!
なぜかWindows10 Proが入ったままで、しかもそこから起動できる!!で、HP社製オリジナルユーティリティもインストールされている!!
このHDDを取り付けて再起動したら、なぜか本来のSSDから起動せず、このHDDから立ち上がり、さらにはHP社のユーティリティのアップデートが始まったので、すぐにそれを止めました。
とりあえずSSDから起動できるように設定し直した上で、HDDにはフォーマットをかけて事なきを得ました(;´Д`)
明日CrystalDiskInfoを入れて、この出所の怪しいHDDの素性を調べた上でAmazonにレビューを書いてやるぞッ!!
【ClipStudioPaintで絵を描いてみる】
ClipStudioPaintを入れてみたので、さっそく付属のアクティブペンで絵を描いてみました。
うん、やはり私はタブレットでの手描きは苦手だな(;^_^A
とはいえ、ちゃんとペンの抜きと入りは表現されますし、ペンの追随性は思ったほど悪くないようです。
ですが、手描きでのカラーイラストが苦手な私の感想はあてになりませんので、今度おかあちゃん(妻)に何か描いてもらいます。
※2019年12月30日追記
ideapad C340(15)の分解に関して参考になる動画を見つけました。
※注意:再生すると音声が出ます
同機種のメモリ増設やSSD、HDDの交換・増設をされたい方は参考になりますよ(^-^)b
ももぱぱさんからコメントをいただいたので、注意事項を追記しました。
ももぱぱさん、ありがとうございますm(__)m
ですが無頓着な私は、追記した注意事項は全然守っていません(^∀^;)