【アシスタント希望のやまはちゃん】
マンガ・イラスト作成ツール[ClipStudioPaint]を使い始めた麦ちゃんは、さっそくマンガを描き始めました。
やまはちゃん「麦ちゃん、漫画家になったら、私のことアシスタントに使ってくれる?」
麦ちゃん 「やまはちゃんのおかあさんはブログでマンガ描いてるじゃないの」
やまはちゃん「おかあさんのことは応援してるけど、猫の姿じゃペンも持てないもの」
麦ちゃん 「うーん、たしかにそうねー」
やまはちゃんは文羽さん(←ブログへのリンクです)の飼い猫のキジトラの女の子ですが、家に誰もいないときは、人の姿になって麦ちゃんの家に遊びに来ています。
【全小中学生に一人一台のPCを配布】
大学入学共通テストへの英語の民間試験導入を実施するとの告知の後、急遽延期を決定し、受験生を翻弄した文部科学省ですが、今度は全小中学生に一人一台のPCの無償配布を計画しているとのアナウンスがありました。
全小中学校に1人1台のPC配置へ【何のため?利権?】…ecre STUDY PLACEの記事へのリンクです
かねてより日本のIT教育は他国より遅れを取っている事が指摘されていて、義務教育の授業にプログラミング学習を導入するという話は以前よりありましたが、今回文科省では国内の小中学生全員にPCを与えると言うことで、1台5万円という価格を想定しており、その予算は総額4000億円を超えるものになります。
【1台5万円のPCでできること】
1台5万円のノートPCというと、国内メーカーが販売している製品の代表的なスペックはWindows10 Home、Celeron n4100、メモリ4GB、HDD500GB、15.6インチWXGA(1366×768pixel)TN液晶というもので、ネットやメールがかろうじて使えるギリギリの低スペックノートになってしまいます。
これで絵やアニメを作ったり、マルチメディアコンテンツを再生したりということはできないことはないですが、正直かなり厳しいものがあります。
ところが海外製ノートPCになると、5万円前後の製品ではWindows10 Home、Core i3またはRyzen 3、メモリ8GB、SSD256GB、14ないし15.6インチフルHD(1920×1080pixel)IPS液晶という、十分高性能と言えるものになってきます。
このクラスになると結構ハイレベルな作業もできるようになってくるので、中学生対象の授業にも問題は無いでしょう。
処理速度が激遅なためにアプリがよくフリーズするような低スペックノートでは、授業を受ける学童にもストレスが溜まることだと思います。
【PC教育は必須か?】
私自身は少なくとも小学生のうちはPC教育は必須のものではないと考えています。
ソフトウェア開発やCGアートなどは、PCオペレーションをマスターするよりも、クリエイティブな感性を磨くことが大事だと思います。
山に行って自然に触れたり、缶蹴りやドッジボールで遊んだり、猫や犬などと一緒に暮らすなど、体感したことが感性に反映されるのではないかと考えています。
新しいネットビジネスやゲームアプリなどは、プログラムのコーディングを覚えるよりも、発想がキモになるのですが、プログラミングはある程度の年齢になってもマスターできても、新規の発想は小さい頃に鍛えられた感性からしか生まれてこないのではないでしょうか。
【やはり利権が動いているのかも】
かつては国民機とまで呼ばれたパソコン[PC-9801シリーズ]で日本市場を制していたNEC、官公庁を中心にメインフレームや端末までを安定的に受注していた富士通、一時はノートPCでは世界No.1の出荷台数を誇っていた東芝が、今の世界市場では見る影もないほどその存在感が薄れてしまいました。
特にNECと東芝の落ちぶれた姿は、90年代にはまったく想像がつかないものです。
なりふりかまわず国の金にたかるかつての巨大企業…そしてそれに乗っかり、その見返りを求める政治家・高級官僚。そんな姿が後ろに透けて見えるような気がします。
私としては子供たちにはやはり国産PCを使ってもらいたいのですが、小中学生が使う楽しさや便利さを感じられるPCを作っているのは、アップル、HP、Lenovoといった海外メーカーなんですよね…。