今朝の猫たちです。
【地球に帰還】
「こちらCTSルリビタキ、現在の高度は142.5km。3分後にインド上空で大気圏に突入します」
「種子島コントロール、了解」
「童子ちゃん完璧よ、さすが猫山一の秀才ね。あなたきっと宇宙パイロットになれるわよ」
きな姉がCTS(クルー・トランスポート・システム)宇宙船ドリームチェイサーのフライトシミュレータで操縦訓練をしているのですが、
童子さんを横に座らせて宇宙船の操縦を教えています。
【着陸は一発勝負】
宇宙船ドリームチェイサーもスペースシャトルと同じく、大気圏中で飛行するためのエンジンはついていないので、飛行機と違い着陸のやり直しはできず、一発勝負で着陸することになります。
そのため高度なコンピュータによる飛行制御システムがこれらの宇宙船には搭載されています。
【Sketchupで描いたドリームチェイサーのコクピット】
すでにNASA(アメリカ航空宇宙局)と、ドリームチェイサーの製造メーカーのSNC(シエラネバダ・コーポレーション)にはドリームチェイサーのフライトシミュレータがあり、それらの写真を元に描いているのですが、不明な部分も多く、想像で描いている部分もあります。
【日本人、月に行く】
スペースX社が現在開発中の超大型ロケットBFR(ビッグ・ファルコンロケット)で、2023年に予定されている有人月旅行に日本の実業家の前澤友作氏が参加することがニュースで伝えられました。
前澤氏が招待する一流アーティスト8人とともに月に行って着陸はせずに帰ってくる自由帰還軌道に乗っての旅行になります。その価格は700億円とも言われています。
とんでもないホラ話を聞いているようですが、スペースX社はすでに世界初の垂直着陸型の再利用ロケットのファルコンシリーズを運用しており、国際宇宙ステーションに人員や物資を輸送する、カプセル型のドラゴン宇宙船をNASAに納入することになっています。
宇宙ロケットが再び垂直に立ったまま地上に戻ってくるという、サンダーバード3号のようなSFを見ているかのようなことを実現したその技術力の高さで、BFRを現実のものにする可能性はきわめて高いです。
【成金の道楽?】
とは言え700億円もの大金を企業家が、それこそ道楽や売名行為ともとられかねない月旅行というイベントにポンと出すというのは正直どうなのかと思います。
宇宙開発には年間数千億以上の途方もないお金が投じられています。
それに見合っただけのリターンがあるかどうかという点についてはやはり議論されるべきだと思います。
気象衛星や測地衛星は、自然災害から人命や財産を守ることに貢献していますし、惑星探査機や宇宙望遠鏡は実生活には役に立ってはいないかもしれませんが、新たな知見は将来の発展のための礎になるはずです。
アポロ計画で月に人が降りたのが49年前です。これは明らかに国威発揚のために行われた壮大なプロジェクトでしたが、一番大きな意味は「人知を尽くせばできないことはない」という、人間の可能性を見せてくれたことだと思います。
そう言えば私の祖父は浪曲が好きで、小さい頃に「つまんねー」と思いながらも聞かされていたのですが、その中に、両親を亡くした子をお爺さんがを可愛がって育てていた話があり、その子に小児がんが見つかり、余命わずかな孫を励ますために「人がお月さまに行く時代になったんだ、お前の病気もきっとお医者さんが治してくれるさ」と語ったくだりだけは今も覚えています。
月に行ったという事実は、人々にこれからも次々と訪れる困難に立ち向かう勇気と希望を与えてくれるだけの重い意義があったと思います。
それに比べると、今回発表された日本人の月旅行はどうしても軽いものに見えてしまうんですよね…。
きなこ
「あら、
あんた。ひさしぶりじゃないの」
技術系資格取得のための講習会に参加するために、ひさしぶりに新潟に行きました。
こう書いていますが、きなこはすぐに私のところにやってきてすりすりしてくれました(*^▽^*)
銀ちゃん
「
きなちゃんは元気にしてた?」
「ちょっと太まったような感じで元気だよ」
楓
「ぼくもおかあちゃんに会いたかったなり」
「カエちゃんは今度連れて行ってあげるよ」
びわ
「ぼくも行くー」
「
おまえと
ぐらが、おかあちゃんの仕事のじゃまをするんじゃないの!!」
というわけで、先週は週末にかけて勉強したりしていました(;´▽`A``
…それにしても、アメブロのマイページの改悪には困るなあヽ(`Д´)ノ