SketchupとMetasequoia4でイラストを描く…その2 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

【クリィミークレープ銀ちゃん】

甘いものがムショーに食べたくなったので、今回はクレープ屋です。

そういえば魔法の天使クリィミーマミクリィーミーマミこと森沢 優ちゃんの家はクレープ屋だったので、クリィミーマミ姿の銀ちゃん銀ちゃんが登場です。

 

 

【クリィミーマミのクレープ屋】

たしか移動販売車のデザインの店舗だったと思います。

なので銀ちゃん銀ちゃんも移動販売車でクレープを売っています。

 

 

【クレープだけはいつもと違う3Dモデリングツールで作成】

新作モデルはクレープです。

SketchupでもMetasequoiaでもない別のツールを使って作成しました。

 

 

いきなりですが、昨日から3D-CADのAutodesk Fusion 360を使い始めました。

 

【Autodesk Fusion 360】

私は趣味のイラストで使う3D-CADはSketchup Make 2017を使っているのですが、最近注目を集めているAutodesk社のAutodesk Fusion 360を試す機会があり、少しさわってみました。

 

Autodesk社のCADと言えば、業界標準とも言えるAutoCAD(オートキャド)が有名です。

私もAutoCADを使うことは何度もあったのですが、確かに高機能で、建築、機械、土木、電気などの業務用プラグインを導入すれば効率的に作図をしていくことができます。

ですが、とても高価なもので、個人の趣味でAutoCADを使うことはまずないと思われます。

 

そのCAD/CGソフトベンダー最大手のAutodesk社が何を思ったのか、個人が趣味で使うのであればフリー(無料)で使用でき、また、業務で使用する場合でも年間39,960円(税込)で使用できる破格の3D-CADツールのFusion360をリリースしています。

 

上の画面は以前私がSketchupで作成したビクセン社製の20cm反射式天体望遠鏡の3DモデルをFusion360にインポートしたものです。

色(マテリアル)こそ完璧にインポートできないものの、Fusion360でインポート・エクスポートできる2D・3D-CADのファイルフォーマットは非常に多く、単純にインポーター・エクスポーターとしてもすぐれたものになっています。

 

 

【3D-CADと3Dモデリングツールの融合】

CAD(設計製図)/CAM(製造)/CAE(物理シミュレーション)がこの1本でできるとAutodesk社がアナウンスしているこのFusion360ですが、確かにすごいです。

 

Sketchupのとっつきやすさに加え、Sketchup単体で不可能でプラグイン(機能拡張プログラム)を導入することではじめてできるようになる機能も標準で実装しています。

 

また、3Dモデリングツールと同じく、プリミティブ(基本立体図形)から目的の立体を生成することができ、スカルプト(彫刻)機能も持っているので、立体図形を削って目的の立体を作り上げることもできます。

レイトレーシングレンダラーも内蔵しているので、実写のような画像も生成できます。

そして3DプリンタやCNCフライス(コンピュータ数値制御切削器)での最終出力、アニメーションによる機械類の動作確認など、これ一本でCAD/CAM/CAEを実現したというのは大げさではありません。

 

上の画面は私がFusion360をさわって初めて書いた壺の絵ですが、Sketchupを使ったことのある方なら、操作方法の違いさえわかれば1日で自由に3Dモデルを作ることができると思います。

 

Fusion360の魅力を伝えるサイトFusion BASEをぜひのぞいてみてください。

モノづくりファンや3Dマニアの集うサイトです。私はさっそく会員登録しました(^-^)b

 

 

【ただしFusion360は重量級のソフトです】

 

これだけ多機能な3D統合ツールが個人の趣味で使用するのであれば無料で、営利目的で使用する場合でも安価に利用できるというのは大変ありがたいです。

正直言って近年のSketchupは機能面での向上が見られないバージョンアップが毎年繰り返されて、かつては使えたプラグインもバージョンアップの都度使えなくなってきていたので、将来性に不安を抱えていました。

Sketchupから乗り換えるのであれば、このFusion360でしょうね。

 

ところがこれだけの多機能な3D統合ツールなので、使用するPCは高い性能を要求されます。

まずWindowsは64ビット版でなければ動作しません。

また、Windows10のCeleron G1840搭載のデスクトップPC(メモリ4GB、CPU内蔵グラフィック)で試してみたところ、かなり遅くて実使用は難しいと感じました。

インテルのCPUであればCore i3クラス以上でメモリは8GBが最低ラインだと思います。

私のノートPCはAMD A12-9700Pのメモリ12GBで、CPU内蔵グラフィックもノートPC用としてはそこそこのもの(Radeon R7)が積んであるので、割と快適にモデリングができています。

 

次回はSketchupのプラグインと、Fusion360の標準機能で同様のことができるものを紹介します。

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