SketchupとMetasequoia4でイラストを描く…その1 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

最初はヘタクソな4コママンガを載せていたこのブログも、ここ2年ほど3DCGイラストとうちの猫たちの写真の記事ばかりになりました(;´▽`A``

 

3Dモデリング、これは結構ハマりますよ(^-^)b

趣味としてはもちろん、これまで2次元CADで書いていた施工図や意匠図を3Dで見て検討することができるのはなかなか便利です。

 

というわけで、役に立つとは思えない、このブログに掲載しているCGイラストを描くのに使っているツール類の記事を時々載せていきます。

 

 

【とりあえずお金をかけずに3DCGに挑戦する】

まずは「お金をかけない」この一点に絞ります。

プロユースの3DCGツールは、有名どころではAutodesk社のMayaがありますが、年間使用料が248,000円(税込)です。

もちろんCG制作プロダクションであれば、月2万円程度は従業員一人に支払う給与の十分の一以下でしかありませんのでどうということはないでしょうけど、個人の趣味ではそこまで投資できません。

高いツールを買ったのはいいけど、結局使うことができなければムダ金です。

 

 

【無料で使える3Dモデリングツール Metasequoia(メタセコイア)4】

株式会社テトラフェイス製の3DモデリングツールのMetasequoia4です。

3Dモデルを作る(モデリング)だけならフリー版でも十分です。

最近はフリー(無料)の3DCGツールのBlender(ブレンダー)が人気ですが、初めて3Dモデルを作る方はこちらのMetasequoiaのほうをおすすめします。

わかりやすいUI(ユーザーインターフェース)と、モデリングに必要十分な機能がそろっています。

 

Metasequoia4のダウンロードはこちらのページのダウンロードメニューからダウンロードしてください

 

ダウンロードしたはいいけど、どうやって使ったらいいかがわからないと思います。

ヘルプメニューを見れば基本的な操作は理解できると思いますが、やはり手元に入門書があると理解が早いです。

 

どうやら今はこの本がおすすめできるようです…やわらか3DCG教室(Amazonへのリンクです)

Kindle版もありますが、私としてはこの手の解説書は電子本より紙の書籍版のほうを絶対におすすめします。

 

Metasequoiaフリー版はモデリングはできますが、上図のように作成したキャラクターに自由なポーズをつけることはできません。

ある程度3Dモデルが作れそうな感触が得られたら、有償(税込5,400円)のスタンダード版にアップグレードすれば、ボーン(骨格)を埋め込んで自由にポーズをつけることができるようになります。

また、リアルな質感で画像を生成できるPixar社のレンダラー[RenderMan](フリー版あり)と連携ができるようになります。

 

Metasequoiaはとっつきやすい3Dモデリングツールで、これを使ってモデリングができないようなら3DCGに挑戦するのはあきらめろとまで言われています。

…今だから言えますが、最初は私も「あー、やっぱり3Dは難しいや」とサジを投げそうになりました(;^_^A

ですが、できない理由の本質は難しさにあるのではなく、新しいことを覚えるのが「億劫」であるということです。

めんどくさくても解説書を最初から読んで実際にやってみればちゃんと使えるようになります…と、今だから言えるんですけどね(^▽^;)

 

 

【無料で使える3D-CAD Sketchup Make】

先ほどのMetasequoia4は人物や動物といった有機的なモノを3Dで作るためのツールです。

もちろんMetasequoiaで建物やロボット、電車や航空機を描くこともできますが、機械や建築物を正確に書くためのツールが3D-CADになります。

 

3D-CADもAutoDesk社のAutoCADが有名ですが、これもまた個人で購入するには非常に高価で、また、素のままでは作図は非常に面倒くさく、業務に合わせた高価なプラグインをさらに導入しなければなりません。

 

そこで、非商用の利用(成果物を有償で販売したり業務目的で使用しないなど、個人の趣味の範疇での使用)に限り無料で利用できるTrimble Sketchup Make(トリンブル・スケッチアップ)を使って建物やメカを描きます。

 

Metasequoiaは、立方体・球・円柱・円錐などのプリミティブ(基本図形)を変形させていくことで目的の立体図形を作成していきますが、3D-CADのSketchupはきっちりとした図面を描いて、目的の立体図形を作成していくというものです。

 

3Dモデルの作成へのアプローチが根本から異なっているのですが、ざっくりと言えば、3Dで萌えキャラを描きたいなら3Dモデリングツールを、宇宙戦艦や一戸建ての家を描きたいなら3D-CADをと使い分けるとよいかと思います。

 

Sketchup Make(フリー版)はこちらからダウンロードできます。

 

Sketchupもまた、手元に解説書がないとおそらく使うのは難しいと思います。

建築・土木の専門書籍を出版しているエクスナレッジ社の動画でわかるSketchup最強バイブルがよいかと思います。

 

 

【Metasequoia4とSketchupの合わせ技でイラストを作成】

キャラはMetasequoia4で、建物やメカ類はSketchupで作成しています。

また、Sketchupはデータライブラリの3D Warehouseから、ユーザーが作成した3Dモデルを無料でダウンロードして使用することができるのも魅力です。

このイラストのパトカーはユーザーが作成した軽自動車を改変してミニパトにしています。

 

次回は私がSketchupで使っているプラグイン(機能拡張プログラム)の記事です。

 

一応[ネット・技術ジャンル]のブログなので、たまにはこういう記事も書かないと…(;´▽`A``

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