九州旅行記、今回は長崎市内です。
【折鶴の塔】
長崎平和公園にある折鶴の塔です。
平和祈念像の両側に対になって建てられています。
ブログに掲載しているこのCGイラストでは小さくなってよく見えませんが、みどりちゃんは自分で折った折鶴を手にしています。
【平和祈念像】
ここは第二次世界大戦末期、広島市に続き原子爆弾を投下された長崎市のその爆心地にある長崎平和公園です。
写真の真ん中にあるブロンズ像は平和祈念像です。高さ9.7m、重量は30tです。
天を指した右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じた瞼は“原爆犠牲者の冥福を祈る” という願いを込めて作られた像です。
【折鶴の塔】
3D-CADのSketchupで作成した折鶴の塔です。
原爆の犠牲となった人たちの冥福を祈り、色とりどりの折鶴が飾られていました。
その意味を伝えるべく3D Warehouse(Sketchupの3Dモデルデータライブラリ)にアップしようと考えているのですが、上手く英文が書けません。
【平和の泉】
[はだしのゲン]をご覧になった方はご存知だと思いますが、原爆の炎に焼かれた人たちは、うめき声をあげながら、泥水の溜まった水たまりや濁った川に水を求めて行きました。
熱線が瞬時に体内を貫くため体中の水が奪われ、また酷い火傷を負った人々は、水を探してさまよい、
そのまま死んでいきました。
【石碑に書かれた被爆児童の記憶】
のどが渇いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました
―あの日のある少女の手記から―
この長崎平和公園にも多くの外国人観光客が訪れていましたが、皆、それぞれに平和祈念像や折鶴の塔、平和の泉で原爆の犠牲となった人たちに手を合わせていました。
広島や長崎の事は、本やテレビ番組で知ってはいるのですが、たしかにこの場所で生きていた人たちがいて、その時までは戦時中の耐乏生活とはいえ、それぞれに日常を過ごしていたということを想うと、いろいろなことを考えさせられてしまいます。
この後も、いつもの猫たちの記事をはさみながら、続きを掲載します。