楽しくわかる生物・化学・物理 | こむぎブログ~猫とコンピュータ~

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3匹のお姉ちゃん猫と3匹の弟分猫たちの日常と6匹の猫たちが登場する変な猫マンガ。
そして昔のパソコンあれこれ。

ブロ友さんの座敷童子にゃ敷童子さん(←ブログへのリンクです)から、にゃ敷さんがイラストを担当した
科学書「楽しくわかる生物・化学・物理」を贈っていただきました(^-^)

【楽しくわかる生物・化学・物理(羊土社刊)】
全編にゃ敷さんのイラストが満載です(^-^)b
著者の岡田隆夫さんは順天堂大学大学院の医学研究科・器官・細胞生理学教授です。
発行元の羊土社はバイオサイエンスと医学書の専門出版社です。


【キリンはもちろん高血圧】
生物と化学・物理との関係という事で、重力や大気圧にさらされる生物がどのように体組織を
作りあげているかも書かれています。
宇宙全体を一律に(ブラックホール周辺など特異な場を除き)支配している物理法則と生物との
関わりをわかりやすく説明しています。


【糖鎖(グリコシド結合)についての解説】
まずその星にある一番手近な物質(元素)から生物を創る試みがされて、試行錯誤の末、今の
生物が出来上がったのですが、このように生物の基本物質は地球に豊富に存在しているH(水素)、
O(酸素)、C(炭素)が中心になっています。
今の教科書はどうかわかりませんが、高校の化学の教科書で分子結合などを理解できなかった
方も、丁寧な説明とそれを補強するイラストで理解できることと思います(^-^)b

ちなみに地球で炭素を中核にする有機物から生物を作りあげることに失敗したら、おそらく
元素周期表で同じ14族に属し、地球に多く存在するSi(ケイ素:シリコン)で作られた有機物から
生まれたケイ素生物を作ろうとしていたはずです。SFでよく出てくるシリコン生命体というやつです。


【レゴやマインクラフトの世界】
ここから医学の領域です。
複雑に見える生物の構造も、単純な元素の組み合わせから有機物を構成し、生物の基本構造の
遺伝子を組立て、そこからいくつものタンパク質を生産して臓器を作り上げているというもので、
レゴブロック…これも最近はレゴ・マインドストームというメカトロニクスパーツが登場して、
マイコン制御で動かしたり光らせたりセンサーで外界を感知したりできるようになっています…と
同じく、小さなブロックから巨大な構造物が作ることができることを理解できるでしょう。


私は土木・建築業に従事しているのですが、自然科学は全領域に興味を持っていて、講談社の
ブルーバックスなどから広く浅く知識を得ていたのですが、このような専門書はやはり面白いですね(^-^)

その中でもこの本は基本のキという内容になっていて、物理や化学に関しての知識がほとんどない、
あるいは苦手で避けてきた方にもわかりやすく説明がされています。

座敷童子にゃ敷さんのイラストも可愛らしくて楽しいですよ(^-^)b
専門書なので、大きな書店や医学書専門店にしか置いていないと思いますが、Amazonでも
入手できます。

解剖生理や生化学をまなぶ前の 楽しくわかる生物・化学・物理…Amazonへのリンクです

「ほー」と感じることも多い本ですので、興味のある方はぜひ!!



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