今夜の猫たちです。
【ワンボードマイコンTK-80】
みどりちゃんのおじいさんは、昔エンジニアだったそうで、家にあった古いマイコンボードを
きなこに見せにやってきました。
「きなこさん、これなんだかわかる?」
「あら、みどりちゃんすごいの持ってきたわね。これ日本初のパソコンよ」
「えー?テレビとかの中身じゃないの」
「私も本物を見るのは初めてだけど、れっきとしたコンピュータよ」
「説明書も持ってきたから、見てください」
【NEC TK-80】
「説明書を見ながらだけど、ちゃんとプログラムができるわ」
「童子ちゃん、さすが理数系に強いだけあるわね」
「私も雑誌に載ってたゲームとか打込んでみたわ」
「…なんだか私、
童子ちゃんや
みどりちゃんよりずっと頭悪いような気がしてきた」
「あんた勉強しないからホントにバカじゃないの」
「うわーん」
1976年に発売された、NECのワンボードマイコン「TK-80」です。私は使ったことがあります。
TKというのはトレーニングキットの略で、基板とバラバラの部品が箱に入って売られていて、
自分で全部ハンダ付けをして作りあげないと使うことができませんでした。
TK-80は電気製品や工場のプラントの制御のためにマイクロコンピュータを使ってもらおうと、
技術屋向けに作られた商品で、本来マイコンはそのような目的のために作られたものでした。
ですが、マイコンに触ってみたいという当時の電子工作ファンがこのTK-80に飛びつき、
ここから日本のパソコンの歴史が始まりました。
CPUは8ビットのインテル設計の8080A(NEC製のμPD8080Aが搭載されていました)、
メモリは512バイト、ディスプレイは8桁の7セグメントLEDで、入力したプログラムはラジカセの
カセットテープに保存するものでした。価格は8万8千円です。
プログラムは機械語(0~9,A,B,C,D,E,Fの16進数をキーボードから入力)しか使えず、プログラムを
入力しなければ、電卓としてさえ使う事のできないものでした。
初心者にはとてもハードルが高いものでしたが、当時出始めたパソコン誌に載った情報を頼りに
プログラムを作成したり、鉄道模型を制御したりと、アマチュアプログラマーが色々な事に
挑戦していました。
その後、日立製作所やシャープもワンボードマイコンやブラウン管ディスプレイとフルキーボードの
ついた、今のパソコンとほぼ同じパソコンを発売し、マイコンブームが訪れました。
1979年にNECが発売した8ビットパソコン[PC-8001]は、キーボード内蔵の完成品で、初心者でも
プログラミングが容易なBASIC言語を内蔵し、160×100ドットと荒い解像度ながらカラーグラフィック
表示もできるようになり、マイコンからパソコンと呼び方も変わり、一般家庭にいよいよPCが
普及するようになりはじめました。
きなこ
今日はおとなしくしているきな姉です。
銀ちゃん
優雅にタッパーのお水を飲んでいます(^▽^;)
楓
ついさっきびわとケンカをしていました。
ケンカを売ったのはびわ坊のほうです。
仲良くなったりケンカしたり、男どもはやりたい放題です(;´▽`A``
ぐら
ぐらは
のケンカの様子をながめていました。
びわ
「ぼくがここで一番えらいんだぞー」
最近、下剋上を目論んで、きな姉や
カエちゃんにケンカを売る
びわ坊です。
ですが、いつも怒られては逃げて行ってます。
最近ブログ記事のアップも遅くなり気味で、アップしたらすぐに寝てしまって、皆さんへのコメレスや
ブログ訪問が遅れてしまってごめんなさいm(_ _)m