今夜の猫たちです。
【FM-TOWNSが来た!!】
麦ちゃんの通う高校の物理の先生が、また昔のパソコンを持ってきました。
1989年に発売された富士通のパソコン[FM-TOWNS(エフエムタウンズ)]です。
人間の姿に変身している時のきな姉がモンフチ電機の取締役なので、そのつてで昔のパソコンの
修理用の部品やら情報を入手したいので、きなこの家に古いパソコンをいつも持ってきます。
奥に見えるパソコンも1978年に発売されたシャープのパソコンMZ-80で、これは魔改造されて
きなこの家のパソコンになっています。
【きなこの家に来たFM-TOWNS】
世界初のCD-ROMドライブ内蔵パソコンです。
高解像多色カラーグラフィック、リアルなサウンド、処理速度の高速さでヒットしたシャープの
16ビットパソコンX68000を大いに意識して作られた富士通の意欲作です。
当時「ハイパーメディアパソコン」と言うキャッチフレーズで大々的にCMを打ち、ホビー用途では
X68000と人気を二分するパソコンとなりました。
【3D-CADのSketchupで描いたFM-TOWNS】
※ディスプレイとキーボードはFM-TOWNS純正のものではありません
32ビットCPUのインテル80386を搭載し、独自OSのTOWNS-OSは80386をプロテクトモードで
使用することができました。当時のほとんどの32ビットPCがリアルモードと呼ばれるメモリを
64KB単位で切り替えて使うという16ビットCPUの8086と同じ使い方をしていたので、日本初の
純粋な32ビットPCということでも注目を集めました。
1980年代はNEC・富士通・シャープがパソコン3強メーカーでしたが、1990年代に入るとWindowsの
普及によりPCはメーカーごとの独自性が出しにくくなり、大量生産で価格優位に立てるアメリカ製の
PCがシェアを伸ばしていきました。
2000年代以降は、それまで下請けでPCをアメリカや日本に納品していた台湾や中国のメーカーが
自社ブランドでPCを販売するようになり、日本の電機メーカーは次々とPC事業から撤退していきました。
富士通がLenovoとPC事業統合か…PC Watchの記事へのリンクです
富士通のPC事業が中国のPCメーカーLenovoと統合されるとの報道がされました。
NECに続き、富士通のPC事業も事実上Lenovoの傘下になるということです。
これで日本のPCメーカーは、マウスコンピュータやドスパラなどのショップブランドメーカーを除き、
大手ではダイナブックの東芝と、レッツノートのパナソニックだけになりました。
時代と言えばそれまでなのですが、IT分野での日本の国際競争力は手の打ちようがないほど低下して
いることをつくづく感じます。
きなこ
先週おかあちゃんが東京に出張してたのですが、今日帰ってきて、きな姉もごきげん(?)です。
銀ちゃん
びわ坊が
ボールで遊んでいたところを割り込んで走ってきた
銀ちゃんです。
楓
おかあちゃんにつかまって、あごの汚れを落とされています。
抱っこすると、おかあちゃんの胴の半分以上の大きさがあります。
ぐら
びわが遊んでいた
ボールで遊ぼうとしています。
びわ
「おかあちゃんに梅干し茶づけを作ってあげるね」
びわ坊はボールをさっそく自分のごはん入れに入れていました。