今回は車体です。
車体で一番面倒なのが先頭部の曲面です。
今回はこのような手順で描いてみました。
2D-CADで描いた三面図から、先頭部の断面形状を拾い出します。
【赤い線の部分で断面形状を拾い出す】
【拾い出した断面(図面下部中央)】
電車の先頭部分をCTスキャンをかけたように550mmピッチで輪切りにしていきます。
その断面図をSketchUpにエクスポートし、550mmピッチで並べていきます。
【SketchUpに並べた断面図】
この各頂点を手作業で結んでいっても、多面体で車両先頭部を描くことができますが、
それは大変な作業量になります。
そこで、SketchUpのプラグインCurviloft (←Curviloft詳細:SketchUpdateへのリンクです)を使って、
この断面図から自動的に曲面を生成します。
SketchUpの優れたプラグインの多くはフリーソフトなのですが、英語版がほとんどです。
ダウンロードセンターも英文サイトですし、ドキュメントも英文ですが、決して難しい英語を使っている
わけではありませんので、ちょっと頑張れば利用できます。
【Cueviloftで書く断面を指定】
どの面をどの順番で結んでいくかをマウスで指定します。
最後にレ点チェックをクリックすると、
【生成された曲面】
各断面の中間部分を自動的に補完した曲面が生成されます。
運転室は楕円球を生成し合成します。
客室部の壁は2D-CADの図面をSketchUpにエクスポートし、壁厚を25mmにして作ります。
それらを組み合わせてできたのがこれ。
【キナ鉄特急「季菜子」先頭車両】
なんか変だ!!特に客室の壁!
と、いうわけで、実際の列車の形を画像検索してみると…。
客室部の壁はストンとまっすぐ立っているわけではないのですね。下のほうが絞りこまれています。
【電車の断面図】
で、側壁を絞り込み、描き直したのがこちら。
【車体前方より】
【後方より】
だいぶそれっぽくなりました。
次回は車両先頭のスカートと連結器、連結器カバーです。
パンタグラフの図面が見つかりませんねー。
菱形の昔ながらのものは見つけましたが、最近流行のT次型のものが図面が見つかりません(´・ω・`)
ねこばか友の会へのお誘い♪
ネコ写真コンテストのお知らせを、メルマガにてお届けします♪
猫イベント、こむ&むつみ猫マンガ更新、他ネコエンタメ情報配信中♪
↓明日は猫マンガをアップします。

にほんブログ村