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第8話です。
昇龍精機工業の要求は、資本提供の代わりに経営陣の総入れ替えと、企画・営業部門への参加でした。
液晶テレビ専門メーカーになってしまったのではないかと思えるくらいの一極集中化が、シャークの
経営危機の原因なので、現経営陣の責任は重大です。
昇龍精機は巨大メーカーではありますが、自社ブランドでは商品展開をしておらず、もっぱら海外の
大手メーカーの製品の委託生産を行う企業です。
シャークの経営に参画することで、シャークブランドの商品を開発し直接販売したいというのが
テリーヌ会長の希望でした。
3コマ目の竹下会長は、日本の家電最大手パナテック株式会社の会長です。
昭和40年代、マイコン(マイクロコンピュータ)技術で遅れをとったパナテックは、電卓などで独自の
マイコン技術を発展させていたシャークに頭を下げて、技術指導をお願いに行きました。
その時の技術部長が竹下さんでしたが、シャーク社長(当時)の鮫島徳次郎さんは業界全体が
発展することはよいことだと偉ぶることもなく、自社の半導体・マイコン技術を提供しました。
4コマ目、シャークはそれまではパソコンやPDAなど情報機器では先端的な商品を開発していましたが、
高山社長の登場で、薄型テレビに会社の資源をすべて突っ込むよう方針を変更したために、
それら情報機器の開発部門は大幅に縮小されてしまいました。
その一極集中に危機感をつのらせていた情報機器部門は、限られた人材と資金の中で、密かに
テレビの次に来る製品を研究していました。
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↓次回でシリーズ完結です。

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