消費税増税法案が衆議院で可決しましたね。
このあと参議院をすんなり通過して消費税増税という流れになります。
これからは生活必需品にもかかる消費税が8%、そして10%と上がります。
色々な問題点が指摘されています。
消費税を価格に転嫁できない零細企業や商店の廃業や倒産の増加、
消費活動の低下により加速する景気の低迷などはわかりやすいものでしょう。
消費税増税とセットで実施されるのが法人税減税です。
このメリットを受けるのは青息吐息の零細企業ではなく、大企業の経営者です。
零細企業はこの不景気で最低限の法人税しか課税されていないので、減税のメリットはなく、
支払消費税の増大が経営を圧迫するだけです。
要は既得権益層や富裕層にはやさしく、庶民には厳しい課税体系となるわけです。
現政権政党批判はこのブログでも時々書いていましたが、自民もどうにもならんですな。
さて、タイトルの「社会的去勢」とはなんぞや、ということですが、今、勝手に作りました。
まあ、このブログの猫マンガでよくある「今作った設定」みたいなもんです。
家の4匹の猫たちは、みんな避妊・去勢手術をしています。
避妊手術をすることで、子猫が産まれないので、経済的な負担が増えないということと、
発情期のトラブルを避けるという、実に私にとって勝手な理由からです。
外猫のごちゃさんにも避妊手術をしたほうがよいのではないかとのコメントもいただきました。
実は私も以前から考えていたことです。
やはり子猫が産まれると、里親さんを探すのも大変ですし、別れることも辛いです。
最初から子猫がいないのであれば、そのような思いをしなくて済むからです。
今の日本は少子化が問題になっていますが、子どもを持たない家庭が増えたのは
ライフスタイルの変化も大きいでしょうが、この10年に関して言えば「経済的な不安」が
理由として大きいと思います。
今やパナソニックのような巨大企業でさえリストラの大なたをふるいます。
終身雇用制度はとうの昔に崩壊してしまいましたが、じゃあ年金は?という社会保障制度も
事実上破綻している状態です。
「そのために消費増税をするんだ」というのであれば、税率10%では済まない話です。
子どもを養っていくのに不安がある。だから結婚もしないし、結婚したとしても子どもはいらない。
という、社会情勢によって去勢された庶民を作っているのが今の政府ではないかと思います。
「社会的去勢」によって、どんどん減っていく日本国民。
政府は何を目論んでいるのでしょうか。
初めて飼った猫の「こむぎ」に去勢手術を受けさせたときは、色々と葛藤がありました。
ですが、そのおかげなのかどうなのかはわかりませんが、19歳まで長生きをしてくれました。
今いる4匹の猫たちの避妊手術・去勢手術には、もう抵抗はありませんでした。
不自然な行為だと思いながらもメリットのほうが大きいからです。
日本から日本人が減少することで発生するメリットとは?
そうすることで得をする人がいるのではと変な勘ぐりをしてしまいます。