最初はその存在に誰も
気づいていませんでした。

カフェの中で数日前から
甘い、ユリのような香りが
漂うようになったのです。

 
 その正体はこれ!
幸福の樹の先っぽに
蕾がついていたのです。

その日、あまりにも香りがキツくて、
朝のお掃除ボランティアさんに
「可哀想だけど、切ってしまうか・・・」
相談してみました。

「もう一日だけ様子をみよう。
匂いが薄れるかもしれない・・」

 
 その夕方、見事に咲きました!
 
 命が短いと悟ったのでしょうか。
切らなくて良かった・・・・

翌日は、このような姿に。
 
幸福の樹、
来年もまた、この香りと
花を咲かせてくれるのでしょうか。

《2015.7.24ふうしゃ》
By S