今日の一枚はこれにしました!

コウライテンナンショウ(高麗天南星)
/マムシグサ
上にフタみたいに被さっている
葉(舷部)とその下の筒状の部分を
「仏炎苞」と言うそうです。
私は今回は、この神秘的な草に
すっかり捕りつかれました(笑)。
写真は、この魅惑的な見えぬ花に
引き寄せられる「虫」の気持ちを
表現してみました。
綿棒の先みたいに見えている部分
(付属体)のずーっと下に花があって、
虫はその花の匂いに引き寄せられ
中に入っていきます。
しかし、一度入ると、
フタ(舷部)があって、
虫はなかなか出られなく、
中で死んでしまうそうです。
まるで、食中植物のように思えますが
(確かガイド先生もそのように
言っていたような・・・)、
受粉システムのためなんですって。
雌花に入ってきた虫が、
それ以前に雄花に寄っていた場合、
めでたく受粉するとのこと。
そして、秋にはそれはそれは
グロテスクな赤いトウモロコシ
みたいな実を付けます。
山でよく見かけた実ですが、
春には想像もつきませんね!
また、秋に観に行きましょう!
「高麗天南星」名前も良い!
《2015.5.23ふうしゃ》
By S