前回の記事で、
(「石丸伸二氏から支援依頼あった」 維新幹部が明かす 都知事選巡り)という毎日新聞の記事を紹介したが、それはあくまでも日本維新の会の音喜多駿政調会長が語ったことであって、石丸伸二さんの言い分ではそうでないという。
石丸さんの言い分は下記の記事に載っている。
つまり、維新の幹部に会ったことは事実だけれど、支持の依頼をしたわけではないと。
確認不足で申し訳ない。
では、維新の幹部に何のために会っていたのか?
それに関しては上の記事を参照。
さて、せっかくなので、都知事選の続きを、というか秋に起こるであろう国政の総選挙に向けて書きたい。
というのも、下記の記事で書いた「れいわも負けた」という僕の分析は間違っていたかもしれないので。
あれから少し時間が経ち、さらに多くのことが見えてきた。
革新野党(立憲、共産)は大きな打撃を受け、都知事選前の勢いがなくなったといえる。
それにより、野党共闘がより困難になるので、れいわが彼らと共闘して政権交代を目指す可能性は小さくなったと思った。
しかし、よく考えてみると、れいわには追い風になったのかもしれない。
石丸旋風の裏には既存政党への不信感が大きくあり、仮にそれが正しい理解に基づいたものでなかったとしても、イメージはそう簡単に変えられるものではない。
だとすると、れいわは今まで以上にその受け皿になりうるのではないか。
下手をすると、立憲、社民、共産の組織票を超えるほどの無党派層の支持を、れいわは集められるかもしれない。
そうなると、野党共闘におけるれいわの地位は逆転する。今までは立憲が中心にいたのが、今度はれいわが第1党となって、そこに周りが合わせることになるかもしれない。
そして、僕が一番面白いと思っているのは、石丸伸二対山本太郎の直接対決。
石丸さんが国政に向かうのかどうかはわからないけれど、仮に石丸新党のようなものができるのなら、そこにれいわが対抗すればいいのだ。
やはり、小池vs.蓮舫は面白くなかった。
小池vs.石丸も、蓮舫vs.石丸も、相撲とレスリングの試合を観ているようだった。
でも、それが石丸vs.山本になったらどうだろうか。若者同士の戦い。ネット選挙同士の戦い。
れいわといったらネット選挙の元祖だ。正確には三宅洋平、山本太郎コンビの選挙フェスぐらいから。
そうなると、政策論争になる。新自由主義対リベラル。小さな政府対大きな政府。
今度は無党派層の若者の投票率を上げるだけではない、それぞれの政策や政治哲学について考える機会が生まれ、いろいろな意味で政治が活気づく。