通常は朝一でノルウォクに行くが、息子が春休み中なので時々息子と昼間に行く。桜はつぼみが出てきた。
授賞式はzoomで開催されたのだが、受賞コメント動画もアップされていて、自分のYouTube動画と瓜二つなので笑えてしまう。同じ部屋で撮っているので当然と言えば当然なのだが。
さて、今日は還暦記念に何をしようかという話。
自然派バイオハッカー、もしくは生きがいバイオハッカーとして、何か体力的なチャレンジをしてみたいと前々から思っていた。2年前の時点では、松本英揮さんに刺激されて、ヨーロッパを自転車で1周とかを思っていたのだが、今となってはそれも難しい。
ではどうしよう?
そこで思いついたのが大峰奥駈道縦走。吉野山から大峰山を通り熊野本宮大社まで全行程100キロを縦走するというルートだ。役行者が開いた修験道の修行場。
自然派バイオハッキングにはぴったりではないか。もともと大峰山は登るつもりでいたので。
調べてみると、4泊5日から5泊6日かかるらしい。ゴールデンウィークを利用すれば日程的にできなくはない。
ただ、混むだろうな。山小屋等はいっぱいだろうし、すべてテント泊になる。
それが難関だ。歩くことだけなら自信があるのだが、テントを組み立ててというような作業が大変そう。(はっ?)
実はものすごく不器用でそういう細かい作業が一番苦手。農業が向かないのもまさにその部分。
そもそも一人用のテントを持っていない。ということはテントを買わなければならない。(3人用テントだと担ぐのに重いだろうし)
テント泊の縦走自体やったことがないので、どのぐらいの食糧を積んで、服をどのぐらい持ってとかがわからない。いや、1泊2日なら想像できるが4泊5日となると相当必要になるだろうし。
もうひとつのハードルがやはりゴールデンウィークであること。車で送り迎えをしてもらう場合でも、行きは吉野山まで帰りは熊野大社まで。渋滞していて何時間かかるかわからない。公共交通機関を使う手もあるがこれまた時間がかかる。
何人かに相談すると、無謀だという。まずは1泊2日の縦走ぐらいから始めないと。
ということで断念。
そんな時比叡山国際トレイルランニング大会なるものが5月21日のあることを知った。ただ50キロの枠はフルマラソン経験者のみで23キロの枠なら未経験者でもオーケーとのこと。
23キロでも走るとなると大変だ。歩くのとは大違い。
僕はマラソンは一度もしたことがない。
唯一したことがあるのが高校1年の時の強歩大会。約30キロの山道を歩くというもの。長野県大町市の街中から美麻を通って木崎湖に抜けるコースなので登り下りも結構あった。強歩大会なのだがなぜか途中から体育会系部員たちは走りはじめた。僕もサッカー部だったから走った。暗黙の了解で競争になった。僕は7位でゴール。全校でだからね。2年生、3年生の先輩たちも含めて。
とはいえ、16歳の時だからな。シクスティもシックスティーンも英語で言えばたいして変わらないではないかと言っても、やはり体力的には大違いだ。
ただ、断念の決め手となったのは体力ではない。
参加条件はワクチン2回接種済みかPCR検査で陰性だと。
何?
PCR検査ぐらいなら受ければという手もあるが、そんな条件が設定されている大会(主催者側も仕方なくやっているのだとは思うが)には心情的に出る気になれない。
そうなるとマラソン大会の多くに同様の条件が設定されている可能性がある。
まいったな。トレラン大会以外にもマラソン大会がひとつの候補だったのに。
めんどくさいから勝手にやっちゃうか。ソロ・マラソン大会。
そういえば以前やったヒノイチ・サイクリングは距離どのぐらいあるんだろう。
車で計ってみたらちょうど42キロぐらいだった。
ということはあのコースを走ればマラソンをしたことになる。
でも、結構ハードなコースだ。西明寺までの登りが大変だ。
ノルウォクはしているけれど走るのはほとんどしていないし。
まずはノルディック・ウォーキングでやってみよう。それだって42キロは半端ない距離だ。もちろん60年の人生での新記録になる。
唯一の安堵感がテントの心配をしなくてもいいこと。渋滞も。家から徒歩でできる。弁当も昼の分一食分だけで済むし。
ということでヒノイチ・ノルウォクに落ち着く。
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