今日は2020年2月22日。『生きがいダイエット―哲学者が勧める、幸せに生きる食事法』の出版予定日だった。

 

もうしわけありませんが少し遅れています。3月初旬から3月中旬ごろになる予定です。

 

もっとも急ぐ必要はない。今日出そうと思った理由はただひとつ。2が並ぶ数字的に面白い日だからだ。もともとは3月に出す予定で、数字的な理由だけで早めようと思ったのだから。そもそも2月は出版業界では売れない月と言われている。『百姓レボリューション』を2月に出したのはそれこそ急がないと間に合わないと感じていたからだ。

 

出版に向けた準備は進んでいて、内容紹介のページもできた。

 

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医者による食事術系の本がたくさん出ているが、本書は哲学者によって書かれた異色のダイエット本。ダイエットといっても減量のことではなく、食事法という意味だ。いつまでも若く健康で、幸せに生きるための食事法が紹介されている。もちろん痩せることと健康は比例しているので、これを実践することで健康になり、その結果として痩せることはあるだろうが、それは目的としていない。健康自体も目的ではなく、幸せが一番の目的だ。幸せになることで健康になり、ついでに若返ってしまうという独特の方法論。

「人間としていかに幸せに生きるか」「いかにして幸せな社会を築くか」の2つの問いを生涯にわたって探求してきた著者は幸せが専門。幸福と健康も比例しているが、健康だけを目指しても幸せにはなれず、幸福を手にするためにはそれに適した食生活があるという。そして、それはかならずしも、健康を目指した食事と同じではないという。

健康で幸福な人生を手に入れるには、その分野で成功している人たちを見習うのがベストだと考えた著者は、まず長寿者が多いことで知られるブルーゾーンに注目する。イタリアのサルディーニャ島、日本の沖縄、アメリカのカリフォルニア州にあるロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島、ギリシャのイカリア島の5地域。

続いて世界幸福度ランキングで上位に入っているデンマークに。

そして、その両方の要素を持ち合わせる日本の里山で暮らす自然派の若者たちに。

さらに、近江商人の三方よしをヒントに「幸せの三方よし」という概念を提唱する。「自分よし、相手よし、世間よし」食生活も「幸せの三方よし」を基準に考えると、医学的に正しい食べ方や栄養学的に健康な食事法とは違った側面が見えてくる。アボカドもサバ缶もダメなのだ。

ブルーゾーン、デンマーク、日本の里山で暮らす自然派の若者を参考に、「幸せの三方よし」に基づいた食事術を開発する。何を食べればいいのか。どのように食べればいいのか。どのような意識状態で食べればいいのか。

それだけではない。幸福と健康の一番の秘訣は生きがいにあると著者は考える。ブルーゾーンで一躍注目され、世界でブームになっているikigai。死ぬ時に生きた甲斐があったと思える人生を送るにはどうすればいいのか。ikigaiも専門分野で、英語で本やブログを書いている。本書は最初IKIGAI DIETという題で、英語の電子書籍として出版された。それを日本人向けにアレンジして書き直したもの。

生きがいや精神性、心理学、運動を含めたライフスタイルがすべて健康や長寿に影響するので、食生活に留まらず、幸せになるための運動の仕方、思考の持ち方、人間関係の持ち方、社会との関わり方などを包括的に紹介している。

マクロビオティック・ダイエット、ローフード・ダイエット、地中海式ダイエット、パレオ・ダイエット、ケトジェニック・ダイエット、プラント・ベイスド・ダイエットなど食事法に興味のある人はもちろんのこと、健康や生きがいに興味のある人、いつまでも若く、健康で、幸せに生きたいと願うすべての人への必読書。

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3月初旬発売予定。

 

オーストラリアのポッドキャスト番組にも出演。

https://ikigaitribe.com/ikigai/podcast03/

 

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『日本の里山からイギリスの里山へ: 田舎暮らし親子の夏休み』


紙版
https://www.amazon.co.jp/dp/4991064848

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QWSJ4C

●目次
プロローグ「魔のラウンドアバウト」

第一章「里山での田舎暮らし」
第二章「サステイナブル運動のメッカはダーティングトンだった」
第三章「一九八四年のブライトン」
第四章「旅行ガイドにヒッピーの町と書かれたトットネスってどんな所?」
第五章「スーパーでもビーガンが当たり前?」
第六章「健康大国日本の自然食文化はイギリスのものに勝るのか?」
第七章「ベジタリアン大国イギリスは肉料理で溢れていた」
第八章「肉食文化こそが循環型の暮らしだって?」
第九章「なぜイギリスの森には針葉樹が少ないのか?」
第十章「里山和食健康法でイギリスに殴りこみ、現地の反応は?」
第十一章「有機野菜と新鮮な魚が手に入る週1マルシェ」
第十二章「滋賀と日野のぶっとんでいるマルシェ文化」
第十三章「世界を変えたトランジションタウン・トットネス」
第十四章「なぜ、日野だけでなく、滋賀全体なのか?」
第十五章「ダート川と水の流れからバイオリージョンを理解する」
第十六章「シューマッハ・カレッジで起きたシンクロニシティー」
第十七章「ブリクサムガス欠事件」
第十八章「バイオダイナミック農法VS自然農」
第十九章「セレブ向け料理人からマクロビを経てバイオダイナミック料理へ」
第二十章「イギリスには自治会があるのか?」
第二十一章「気候変動対策はまちづくりに必要なのか?」
第二十二章「SDGsはまちづくりに有効か?」
第二十三章「トットネスのまちづくりを日野町向けに料理する」
第二十四章「里山都会構想」
第二十五章「近江発新しい日本の国づくり」
第二十六章「息子の英語学習の成果は?」
エピローグ「ヒースロー空港に向う途中、突然ナビが停止」

 

紙版

https://www.amazon.co.jp/dp/4991064848
 

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QWSJ4C

 

YouTube紹介動画
https://youtu.be/2onEU6c2XJs

 

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