Ikigai Dietのワークショップはサティシュ・クマールさんのシューマッハー・カレッジのあるダーティングで行う。イギリス行きまでいよいよ1ヶ月となり、準備に追われている。パワーポイントはだいたいできてきた。

 

あとは細かいワークの設定。そして各スライドの説明をするための語彙と流暢さの練習。例えば抗菌剤って何て言う?

 

antibacterial agentらしい。

 

アンティバクテリアル・エイジェントか。あれ、でもイギリスでantiはアンチじゃなくてアンタイじゃなかったっけ。いや、でも確か抗生物質はアンティバイオティックスと言っていたと思うので、アンティバクテリアル・エイジェントで大丈夫なはずだ。

 

のようなことを考えていくのだ。

 

そんな中読み進めているので、ものすごいスローペースで読んでいる。

2012年にはサティシュ・クマールさんとも会い、

 

ヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんとも対談をされたと言ったが、

 

嘉田さんは持続可能な経済発展を目指し、SDGsの方向性や北欧型政治に発想が近い。つまり、僕がこのブログで何度も紹介してきたデンマークなどの政治。

 

例えば、知事を勤めた8年間では、環境保全型、内需型、研究開発型の企業誘致に力を入れたそうだ。誘致した企業数は250社以上。こうした企業は製造品輸出を中心とするグローバル企業に比べると世界情勢の影響を受けにくく、県として税収が安定するという別のメリットもあるそうだ。

 

こういうところも8年間の知事としての経験がものを言う。滋賀県のことをこれだけ知り尽くしている人はあまりいない。机上の空論だけでなく、現実的な数字というものもしっかり認識されているようだし。経済、環境、教育、福祉、医療、防災と多岐にわたった分野で、滋賀県の課題を理解している。

 

「嘉田さんは企業誘致に消極的だった」というような批判があったらしいが、この結果を見ればそんなことは全くない。

 

僕が直接聞いたことのある嘉田県政への批判はダムや水路等の公共事業にあまり投資しなかったというものだが、その人たちによるとだから嘉田さんは経済政策がなってないということのようだ。

 

でも、よく考えてみると、これは自民党が長年進めてきた従来型の経済政策を講じていないというだけで、経済政策がないわけではない。別の方法で経済を発展させようとしているのだ。

 

これは滋賀県にかかわらず全国的によく聞く話だ。「野党は経済政策がない。代替案がない」

 

その人たちは何を根拠にそう言うのだろうか僕には理解できない。人の話を聞いていないとしか思えない。実はみんな経済の話もしている。ただメディアがそうしたところを取り上げず、「~に反対」と言っているようなところばかり取り上げるので、そういうイメージができてしまっているように思える。

 

結局、従来型のトップダウン経済(大企業が儲けて、そこから日本経済全体が底上げされる)という発想ですべて判断され、それに寄り添った話をする人は経済政策があって、そうでない人は政策がないというふうに捉えられているようだ。

 

メディアによく出る御用学者のような人たちや、小手先のテクニックだけで検索順位を上げているユーチューバーのような人たちがこぞってそういう話をするものだから、どんどんそうしたイメージが広がっていく。

 

でもよく考えてみよう。そうした人たちが語る経済政策(トップダウン経済)は世界ではすでに時代遅れになっている。SDGs(持続可能な開発目標)が国連で設定されて以来、欧米、特にヨーロッパではこちらの方向にシフトしている。

 

本の中では具体例をたくさん挙げているが、さらに地域の魅力を生かした商品開発やサービス開発にも力を入れた。「ここ滋賀」もそのひとつだ。

 

もちろん、今度の選挙は参院選であって知事選挙ではない。でも滋賀県選出の国会議員というのは国と県の橋渡し役をすることになるので、滋賀県の行政に精通している人のほうがいいに越したことはない。

 

それに嘉田さんの場合、全国的に知名度があることと、イメージという点で全国レベルでアピールできるものを持っている。

 

女性であることと、環境系の人であること。

 

女性だから何だという人もいるかもしれないけれど、僕は今の日本には一人でも多くの女性議員が必要だと思っている。やはり視点が違うのだ。子育て政策にしても実際に母親としての子育て経験のある人とない人では、見方が変わる。僕自身父親としてできるだけ子育てには関わっているけれど、やはり肉体的な構造上、気づかないことが多いのだ。ママさんたちと話していて思うのはそこ。同じ場に何度も顔を出しても性が違うだけで気づけないことがたくさんある。

 

僕でさえそうなのだ。育児になど一切関わってこなかった従来型のオッサン議員たちばかりで話をしていたらどんなことになるか。

 

環境は世界中が向っている新しい時代の方向性で、それにいち早く取り組んできたのが滋賀県。つまり、環境は滋賀のブランドでもある。その真っ只中にいたのが嘉田元県知事で、それを今度は国レベルで、また世界に向けて発進していってもらいたい。

 

これは日野の藤澤町長もよく言っていることだが、最近地方創生というような言葉を自民党も使いはじめているけれど、そうしたことをずっと前から町長たちは言ってきたのだ。

 

嘉田さんも2012年にすでにサティシュ・クマールさんやヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんに会っている。ただ1時間話したとかというレベルだけではなく、数日間一緒に行動した。

 

それだけ先見の明があるということ。

 

餅は餅屋にというけれど、ウケがいいからと一夜漬けで覚えた環境用語連発する政治家よりも、長年環境に関わってきた本家本物に託したい。世界に通用する環境政治家を国会に送り込みたい。

 

『命をつなぐ政治を求めて』

 

第1章 人口減少に対する〈新しい答え〉

第2章 格差社会と経済問題に対する〈新しい答え〉

第3章 高齢化社会の不安に対する〈新しい答え〉

第4章 災害多発不安に対する〈新しい答え〉

第5章 原発依存社会に対する〈新しい答え〉

 

日本人としてこの国で生きる上で、国の政策がどう県や地域に影響し、我々の生活に直結するかの全体の仕組みが理解できる。

 

 

滋賀県知事として現場から見えてきたことが書かれているので、内容も具体的だ。

 

個々の問題で安倍政権はどう考え、自分の選挙区の候補者はどう考えているかを知る上でのひとつの指針となる。

 

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