還暦記念にビワイチもすることにした。1日でもできることが発覚したので。
今月末に決行予定。
イーロン・マスクのtwitter買収が大ニュースになっていてYouTube上でもいろいろな人が語っている。
そのうちの一人が前からよく観ているRussell Brandさん。彼はヘレナ・ノーバーグ・ホッジさん主催のワールド・ローカリゼーション・デーのイベントにゲストスピーカーとして出ていた人だ。
英語圏では、多くの人たちがイーロン対GAFAM+バイデンという見立てを立てている。というのも、彼はビル・ゲイツと仲が良くない。ジェフ・ベソスと仲が良くない。マーク・ザッカーバーグと仲が良くない。そして、ジョー・バイデンと仲が良くないからだ。
Twitter買収の一番の理由も言論の自由を守るためで、コロナ以降起きているYouTube、Facebook、Twitter等での検閲の流れに逆らう動きだ。
ビッグ・テック、ビッグ・ファーマが推し進めようとしている新世界秩序に疑念を抱いている人たちにとっては、どんでん返し的なシナリオなのだ。(ちなみにこの新世界秩序論が未だに陰謀論だと思っている人たちは最新の動きを観たほうがいい。彼らが公にそれを示す言動や行動をし始めている。そもそも、陰謀論というレッテルを普及させたのはビル・ゲイツだ。彼の発言をメディアが一斉に取り上げて、反ワクチン、トランプ支持などの考えを持つ人たちをすべて一括りに陰謀論者だと言い始めた。普通だったら陰謀の張本人と言われていた人の情報をそのまま流さない)
イーロン・マスクはジェフ・ベソスを超え世界一の富豪となったハイテク産業の新たな覇者だ。今まではビッグ・テックの計り知れないパワーになすすべがないと感じていた人にも希望が見えてきた。
もちろん、彼一人で何ができるというのもあるが、現時点で多くの民衆の支持を得ていて、影響力のある支持者も現れてくる可能性がある。その流れが始まれば勝ち馬に賭けろと日和見菌たちが一斉にマスク側に流れるかもしれない。
マスクも所詮ディープステイトの手先だろうという見方もあって、もしかしたらそうなのかもしれない。現に言論の自由化は主張しているがプーチンに対しては強硬的で、ロシアが西側にはめられていると考えている人たちにとっては微妙な動きだ。大富豪であることからどこまで信用できるかということもある。
ただ、僕は、物事は白黒はっきり分かれているのではなく、白の中に黒があったり黒の中に白があったり、意図とは別の結果が様々なことの組み合わせで起きることもあると思っている。だから、イーロン・マスクの意図が何であろうと、力関係という面で新しい動きが起きてきた気がしていて、今後の動きに注目している。
ところが中田敦彦の動画を久しぶりに観たら、それまで観てきた海外の動画との差に驚いた。日本の動画もニュースもほとんど観ていないので、彼の動画だけの話ではないのかもしれないが。
まず、twitterの買収劇をホリエモンのフジテレビ買収劇とひろゆきの2ちゃんねる運営を引き合いに出してきた時は、次元が違うだろ、と思った。マスクはただ単に影響力を持ちたがっているのではなく、社会を正常に戻したいという大きなビジョンがある。ホリエモンたちにそれがあるのかないのかは知らないけれど、少なくともそのようなことは語っていないし、GAFAMのような巨大な相手に立ち向かう動きは見せていない。
そのような見立てになっているのも、そもそも中田敦彦自身がイーオン・マスクのビジョンを評価していないことから来るのだろう。なので、成功のノウハウ的な表面的な話が主になっていて、今世界が二分している潮流にほとんど触れていない。いや、別に言論の自由化というマスクのビジョンを支持しないのは自由だ。ただ、二分しているということは、YouTube、フェイスブック、ツイッターなどの検閲体制に不満を持っている人がかなりの数いるわけで、少なくとも社会の潮流として、そこをもう少し取り上げてもいいのではないか。
自分の意見ではないがこうした考えがあると、初期の頃のYouTube大学ではやっていたのに。あえて、そこに触れないようにしているようにしか見えない。まるで、サヨナラホームランで勝敗が決まった野球の試合の解説を、肝心の所に触れずに、それ以外のどこで三振取ったとか、誰がゲッツーでアウトになったなどの話だけでしているかのように。
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