人生というものを分析してゆくということが大切である。様々な人生を分析してゆく中で、そこから、一つでも多くの真実・真理を発見してゆかなくてはならない。
人生の美学を多くの文学作品から学び、また、自己の実人生の中から抽出して、芸術へと昇華してゆかなくてはならない。
人は、芸術を通して、小説や戯曲を通して、神仏に到ることも出来るのである。このように、仏典や聖書だけではなくて、文学作品には芸術的昇華力があるのである。
芸術的観点から人生を観た場合に、無駄なものは何もないのである。人々が反省・廻心する姿にも、一大光明芸術の光があるものである。
どんな人生でも、芸術の観点から、光へと昇華されないものはない。すなわち、作品とならないものはないのである。
人生のただ中においてこそ、真理の輝きはあるものである。人生のただ中においてこそ、真理は光輝くものである。
真理というものは、本来、美しいものである。真理は美であり、美は真理である。理念は美であり、美は理念である。
人生の中に芸術的美を一つでも多く発見してゆくことが、真なる哲学の営みでもあるのであり、故に、真なる哲学は芸術であり、真なる芸術は哲学でもあるものである。
芸術的真理の観点から観れば、人生は一遍の叙事詩であり、また、小説である。そして、多くの小説から学ぶものこそが、人生の真理なのである。
天川貴之
(JDR総合研究所・代表)