ボラティウス14 | コラム・インテリジェンス

コラム・インテリジェンス

透き通るような心が…ほしい…。

ニュース番組の定番コンテンツは、

不安定な天候と醜悪なる政界財界、

経済ネタにイベント風選挙。

 

不安定な天候気候の根源には

気候変動、温暖化の問題があり、

 

醜悪なる政治経済状況の根幹には、

民主主義と資本主義の問題点が

潜んでいるようにも思われます。

 

温暖化も政治経済も民主資本主義も

すべて人間のありかた、

本性からくる問題であるのでしょうから、

どうしてその根本的な学問知識を

教育の基本に据えないのかという疑問が

当然のことのようにわいてきます。

 

それはそれをすれば、

民衆は賢くなってしまい、

世にはびこる悪徳なる人たちが、

自分の地位も財産も

失ってしまう可能性が

高まってしまうからであるのかも知れません。

 

「醜行は幸福へは至らない。不誠実な権力者は、彼らが望む目の前のお気に入りのことは成し遂げても、彼らが願う幸福を完遂することはできない。願っていることを行えるのは智者だけである。」

(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)

 

真の幸福は、

権力では得られない。

 

真の幸福は醜行ではなく

善行によってのみ得られるものである

ということのようです。

 

「予期せぬ出来事に、動かされやすい大衆の、呆然とすることはことごとく、無知蒙昧の雲による迷妄の、遠ざかった暁には、すっかりなくなる。驚異として見られるとこは。」

(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)

 

カスタマー・ハラスメント、

いわゆるカスハラについて。

 

そもそも、カスタマーとは、

顧客すなわち買い手。

 

買い手とは金銭によって、

サービスなり商品を提供してもらう人。

 

金銭とは醜悪なる社会の象徴であり、

買い手が、その金銭で

何かを得ようという情動そのものが、

美しくはないのだから、

 

醜く美しくもない情動によって、

何かを要求すること自体がおこがましい

とも考えられなくもないのです。

 

いっぽう、

カスタマーはクライアントでもあり、

クライアントは

招かれ、世話を受ける者であるから、

 

クライアントに対してはホスト、

つまりはエージェント、スタッフなどの

サービス提供者も、

 

それなりのスキルと対応が求められても

アタリマエであるようにも考えられます。

 

提供者側のスキルが低下すれば、

アタリマエに受け手側としては、

不安、不満が暴発する事態も、

アタリマエに起こり得る現象である

とも思われなくもないのです。

 

全体としての人間スキルの低下、

これが多くの状態の真相であるような

気もしないでもないのです。

 

「摂理はすべての事物の原因と秩序、形相を、あるべきありかたに定め、これを動かして多種多様に配剤され関係づけられるとき、これを運命と呼ぶ。」

(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)