ニュース番組の定番コンテンツは、
不安定な天候と醜悪なる政界財界、
経済ネタにイベント風選挙。
不安定な天候気候の根源には
気候変動、温暖化の問題があり、
醜悪なる政治経済状況の根幹には、
民主主義と資本主義の問題点が
潜んでいるようにも思われます。
温暖化も政治経済も民主資本主義も
すべて人間のありかた、
本性からくる問題であるのでしょうから、
どうしてその根本的な学問知識を
教育の基本に据えないのかという疑問が
当然のことのようにわいてきます。
それはそれをすれば、
民衆は賢くなってしまい、
世にはびこる悪徳なる人たちが、
自分の地位も財産も
失ってしまう可能性が
高まってしまうからであるのかも知れません。
「醜行は幸福へは至らない。不誠実な権力者は、彼らが望む目の前のお気に入りのことは成し遂げても、彼らが願う幸福を完遂することはできない。願っていることを行えるのは智者だけである。」
(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)
真の幸福は、
権力では得られない。
真の幸福は醜行ではなく
善行によってのみ得られるものである
ということのようです。
「予期せぬ出来事に、動かされやすい大衆の、呆然とすることはことごとく、無知蒙昧の雲による迷妄の、遠ざかった暁には、すっかりなくなる。驚異として見られるとこは。」
(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)
カスタマー・ハラスメント、
いわゆるカスハラについて。
そもそも、カスタマーとは、
顧客すなわち買い手。
買い手とは金銭によって、
サービスなり商品を提供してもらう人。
金銭とは醜悪なる社会の象徴であり、
買い手が、その金銭で
何かを得ようという情動そのものが、
美しくはないのだから、
醜く美しくもない情動によって、
何かを要求すること自体がおこがましい
とも考えられなくもないのです。
いっぽう、
カスタマーはクライアントでもあり、
クライアントは
招かれ、世話を受ける者であるから、
クライアントに対してはホスト、
つまりはエージェント、スタッフなどの
サービス提供者も、
それなりのスキルと対応が求められても
アタリマエであるようにも考えられます。
提供者側のスキルが低下すれば、
アタリマエに受け手側としては、
不安、不満が暴発する事態も、
アタリマエに起こり得る現象である
とも思われなくもないのです。
全体としての人間スキルの低下、
これが多くの状態の真相であるような
気もしないでもないのです。
「摂理はすべての事物の原因と秩序、形相を、あるべきありかたに定め、これを動かして多種多様に配剤され関係づけられるとき、これを運命と呼ぶ。」
(「哲学のなぐさめ」ボラティウス/京都大学学術出版会)