フランソワ6世43 | コラム・インテリジェンス

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透き通るような…心が…ほしい

台風7号が

不安定な動きを見せているようですが、

 

これが自然で、これが、

天と地の有様というもので、

 

人間も不安定で、

不平不満があるのもアタリマエで、

 

それが人間の、それが自然な

人間と自然の有様であるような

気もしないでもないのです。

 

「幸運に恵まれた人が慎み深くなるのは、有頂天になったことを恥じる気持ちからか、あるいはひとたび手に入れたものを失う心配からか、そのどちらかでしかない。」

(「箴言」ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)

 

有頂天を恥じるのか、

失う心配をするのか、

 

そのどちらにしろ、

それらが美徳に

結びついていくのなら、

 

恥を知ることも、心配をすることも、

どちらにしろ、

それらは大事な

肝要であるとも考えられます。      

 

「小事をこなす才能を作り出す素質は、大事を成し遂げる才能を作り出す素質とはまるで正反対である。」

(「箴言」ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)

 

人にはそれぞれに、

向き不向き、器の種類に、

違いがあるようです。

 

リーダーシップを

発揮する才のある人が、

ITに強いとは限らない。

 

ITに強い人が、

リーダーシップを発揮できるとは

とうてい考えられないというのが、

常道であるようにも思われます。

 

「自分がどの程度まで不幸であらねばならないのか、それを知るひとは一種の幸福である。」

(「箴言」ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)

 

今が不幸のどん底であると、

論理的現実的に

確信できる状態であるということは、

ある意味、幸福へと向かいつつある

ということであるのかも知れません。

 

その判断ができる知恵がある人は、

幸福であり、

その判断もつかぬ人が不幸となるような

気もしないでもないのです。

 

知るということは

力を身に付けるということ、

知るということは幸福への一つの

大きな武器ともなるようです。

 

「人は自分が思っているほど不幸であることはけっしてないし、自分が期待したほど幸福であることもけっしてない。」

(「箴言」ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)